2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, ジェンダー平等

〇テーマ 「心身ともにすこやかで人間性豊かな子どもの育成」

本園は歴史的にも有名な「桶狭間の合戦」が行われた地域にある。「有松絞り」は日本を代表する染の技術が引き継がれており、郷土愛を大切にしている地域でもある。また、園周辺には豊かな自然が残っており、子どもたちが自然に触れる機会も多い。地域の特色を生かし、子どもたちが地域の人や伝統文化、自然と出会い、継続して豊かな体験ができるようにしたい。具体的には「人とのかかわり」「地域とのかかわり」「自然とのかかわり」の3つの柱で取り組んでいる。今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止となっている活動が多い。

➀「人とのかかわり」

地域の人との交流は行事が中止となったためできなかった。小学校との交流では先生からの説明を聞く学校見学をした。人とのかかわりが少ない中でも、幼稚園の先生や家族など自分のことを大切に思う人とのふれあいを通して温かさや親しみを感じ、自分から話しかけたりかかわったりして積極的に行動するようになった。

➁「地域とのかかわり」

地域が主催する祭りや太鼓の活動が中止となったが、有松絞りの職人さんに依頼して絞りTシャツを親子で作り、地域の伝統文化に触れる体験をすることができた。また、近隣のお店に出かける買い物体験をした。感染拡大防止の観点からやむを得ず取りやめる行事もある中、できることを可能な限り模索し、貴重な体験を積み重ねることで、豊かな感性や表現力を育んだり、社会生活とのかかわりを学んだりすることができた。

➂「自然とのかかわり」

芝生の園庭にはたくさんのチョウやトンボが飛び、花壇や畑にはバッタやダンゴムシがいて、身近に生き物に触れる機会が多くあった。また、自分たちで野菜やサツマイモを育て、それを調理して食べるなどの体験もすることができた。近隣の神社に出かけ、ドングリを拾う機会もつくった。捕まえた虫を育てたり、集めたどんぐりを使った遊びや制作をするなどして、身近な自然に親しむことができた。

来年度の活動計画

2023年 5月~2024年 3月 保育活動・自然体験・社会体験

2023年 5月  親子有松絞り体験

2023年 6月  有松絞り祭り参加

2023年 6月  桶狭間古戦場祭り参加

2023年 10月  桶狭間太鼓体験

2023年 10月  地域の人と触れ合う会(甲冑体験)

2023年 11月  芋掘り

2023年 11月  南陵小学校交流会

2023年 1月  たこ揚げ

2024年 1月  有松小学校交流会

2024年 2月  桶狭間小学校授業参観