2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校は、「国際理解教育」と「地域貢献活動」を軸に本校独自のESDプロジェクト『君の一歩が世界を変える』を実践している。

本校のプロジェクトを通じて目指す生徒の理想像は、世界での諸問題を自分の問題として捉え、積極的に興味・関心を持ち主体的に行動を起こす人物である。地球上の諸問題の共通項は、人間の日常生活であることに着目し、多様なプロジェクトを展開し、ESDに求められる、自らの意思で参加し、問題を共有し、一歩でも前に進める能力を身につけることを目指している。

本年度は昨年度と同様に、コロナ禍においても、助けを求めている人や私たちの支援を心待ちにしてくださっている人たちがいるという認識を学校全体で共有して活動に取り組んだ。なかでも、進学コースの2年生が2年間継続して取り組んだ「マコモ(真菰)の飼料化プロジェクト」と、昭和57年から継続している第3学年による「卒業記念献血・骨髄バンクのドナー登録会」については、多くの方々に活動を知っていただきたいと考え、全国で開催されている各種コンテストへの参加を試みた。

①国際理解・貢献プロジェクト

1)中古野球道具を途上国の子供たちへ寄付するプロジェクト(継続13年目)

野球部を中心に、地域の中学・高校と連携して、アフリカを中心に34カ国へ寄付。

SDGs4など。

2)「届けよう、服のチカラ」プロジェクト(継続10年目)(ユニクロとUNHCRの共同プロジェクトへの協賛)

インターアクトクラブを中心に、全校生徒が協力して実施する。

SDGs1、SDGs12など。

3)文化祭での「フェアトレード商品の委託販売」プロジェクト(継続7年目)

SDGs1、SDGs10など。

②地域貢献活動

1)アッケシソウを守るおかやま山陽プロジェクト(継続14年目)

本州唯一のアッケシソウ自生地を保護されている「アッケシソウを守る会」の方々と共に除草作業を実施する。

SDGs15など。

2)「マコモの飼料化プロジェクト」

耕作放棄地を活用した「まこもたけ栽培と飼料化」は、耕畜連携など他産業との連携を深め、相乗効果を生み出すこと

ができる。また、地域と地域をつなぎ、お互いに持続可能な発展を目指せる架け橋の役割を担えると同時に、SDGsの

目標に貢献できるビジネスプランである。

SDGs2、SDGs11、SDGs12、SDGs13、SDGs15など。

③その他の活動

1)卒業記念献血&骨髄バンク登録会

「全国の高校で骨髄バンクドナー登録会」の実現を!と呼びかけ、「高校生ボランティアアワード2022」に出場し、

特別賞を受賞する。

SDGs3など。

 

2)岡山県ユネスコスクール高校ネットワーク実践交流会

県下11校のユネスコスクールの生徒と交流する機会である。お互いのESD活動を報告しながら学び合いを行ってい

る。本年度は、3年ぶりに対面での実施となり、「SDGsワークショップ」を開催して他校との積極的な交流の場

となった。

SDGsニュースレターR4

来年度の活動計画

来年度の活動計画

来年度も引き続き、「国際理解教育」と「地域貢献活動」を軸にESD教育を実践し、生徒自身が自分の活動の目的と効果を知ることで、世の中の諸問題を自分の問題として捉える力を育みたい。また、ESDに求められる、自らの意思で参加し、問題を共有し、一歩でも前に進める能力を身につけることを目指していきたい。

・中古野球道具を途上国の子供たちへ寄付するプロジェクト

・「届けよう、服のチカラ」プロジェクト

・文化祭での「フェアトレード商品の委託販売」プロジェクト

・アッケシソウを守るおかやま山陽プロジェクト

・「マコモの飼料化プロジェクト」

・卒業記念献血&骨髄バンク登録会

・岡山県ユネスコスクール高校ネットワーク実践交流会