2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

<活動の概要>
・「未来に目を向け、問題解決力を高める児童の育成」をテーマとし、子どもたちがかかわりあいながら学ぶ力を育成することを目標とした。
・具体的には、地域を愛する心、生きる力、安全・安心な環境づくりを柱に取り組んだ。

⓵食を通して地域を見つめなおす活動(5年)
校庭の一角にあるすくすく農園では5年生がコメを育てた。PTA委員の協力を受けながら、5年生は水の管理や草取りをしながら稲の成長を見守り、収穫を迎える。脱穀は一部手作業を体験する。収穫したコメは野外活動に持って行き、飯盒で炊いて味わった。自分たちの活動の成果を実感していた。校区にある食品工場の出前授業では、5年生が、会社が力を入れているSDGsの取り組みを学んだ。老津校区はキャベツ畑が広がっており、そのキャベツの規格外品を仕入れていることや、豊橋産のトマトや鶏肉、ウズラ卵を使ったカレーを開発したことを学んだ。エコパッケージに盛り付けられたカレーを試食し、“地産地消”“環境保全”の実際に触れた。
⓶地域防災にかかわる学習(6年)
6年生の総合的な学習では、地域にかかわる防災について学習した。令和4年度は市の防災危機管理課の指導により、防災マップを作成する活動に取り組んだ。どんなところに危険が潜んでいるのかを学んだあと、校区の人と通学路を歩いて危険個所を探し、地図に書き込んでいった。いろいろな観点からマップに取り上げるべき箇所を話し合い、自分たちでまとめ、校区の防災訓練で発表した。防災の視点をもつことで通いなれた通学路でも予防できることがあると気づくことができた。この活動をもとに、校区防災マップが作成され、全戸に配布される。
⓷平和を考える学習(6年)
6年生は、社会の太平洋戦争の学習から豊橋が受けた空襲の被害について学んだ。さらに、地域の近くでも渥美線電車機銃掃射事件という戦争被害があったことを知り、どのような被害だったのかを証言集をもとに調べ学習を進めていった。被害者の遺族や事件のあった電車に乗り合わせ助かった方などから話を聞いたり、事件のあった現場へ出かけて話を聞いたりした。これらの学習を通して、戦争のない日本を未来につないでいくために自分たちに何ができるのかを考えた。

来年度の活動計画

令和5年度活動計画

1年 食育「やさい(サツマイモ・ダイコン)をそだてよう」

2年 食育「やさい(夏野菜・サツマイモ・ダイコン)をそだてよう」
地域の文化財「わたしの町 はっけん」

3年 減災防災「かっこいいな、消防団」

4年 環境 地域の文化財「老津の海 調べ隊!」

5年 食育「老津米をつくろまい!」
福祉「ともに生きる」
食育・持続可能な生産と消費「豊橋の食は豊橋で作る」

6年 減災防災「地震に対する自信を自身で~地域に自分ができること~」
平和「地域の戦争被害について調べよう~渥美線機銃掃射事件~」