• おおいたけんりつゆふこうとうがっこう
  • 大分県立由布高等学校〔キャンディデート校〕

  • Oita Prefectural Yufu High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野

所在地 〒879-5413 由布市庄内町大龍2674-1
電話番号 097-582-0244
ホームページ https://kou.oita-ed.jp/yufu/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等

2020年1月~2023年2月:チャレンジ期間、2023年4月~:キャンディデート校
〔1〕地球市民および平和と非暴力の文化
ユネスコスクールが重点的に取り組む「地球市民および平和と非暴力の文化」の育成を目標とし、本校は、【協働】「多様な背景を持つ他者との交流によって、多様性を」を重点目標として以下の2点の活動を行った
(1)8月9日(水)に、全校生徒・職員・保護者対象に平和授業の実施を計画。戦争や平和についての学習を通して、戦争の悲惨さを知り、平和の尊さを考える機会とすることを目的に、宇佐市教育委員会釈迦教育課の方を講師にお招きし、「足元から平和を考える」(78年前の17歳と空襲の被害)をテーマに大分県宇佐市にあった宇佐海軍航空隊への空襲被害を考える機会とした。※台風6号の接近により、臨時休校となり平和学習の開催はできなかった。また、講師の方のご都合で別日程での開催も残念ながら不可であった。
(2)12月4日(月)全校生徒・職員・保護者を対象に①部落差別と闘う人々の姿を通して、部落差別撤廃への道筋を探り、考える。②人と人とのつながりが、差別をなくすための基礎基本であることに気づかせる。③自分に何ができるか・自分の身の回りで何をなすべきかを考えさせ、実践につなげる。の3点を目的に大分県人教の方を講師にお招きし、DVD「そんなんこだわるほうがおかしい」を視聴し、「部落差別と向き合う」をテーマに講演会を実施した。生徒たちは講演会を通じ、人権問題に取り組む方の声を直接聞いて、その思いに触れることができた。
〔2〕 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
本校は、【地域貢献】「地域活性化への提言や活動への参加を通じて街づくりへの関心を高める」を重点目標として、ユネスコスクールが重点的に取り組む持続可能な開発および持続可能なライフススタイルの力の育成を目標とした。
(1)地域との協働による学校魅力化事業により、高校生がドローンプログラミングを理解するとともに、小・中学校でプログラミング教室を開催することで理解度をさらに深め、実践的な技術を身
につけることを目的にドローンプログラミングを実施。高校生がドローンを飛行させるためのプログラミングを学び、その後、先生役として地域の小・中学校を訪問し、ドローンプログラミングの「出前講座」を行った。インプットした知識や技術を、小・中学生に対しての授業という形でアウトプットすることで、高校生自身の理解度を深め、実践的な技術を身につけるとともに、コミュニケーション能力やプレゼン技術の向上がはかれた。さらに、今回の事業(授業)を通して、由布高校での学びの成果を地元に発信し、地域活性化の一つとして還元することもできた。
特に、プログラミング的思考により、情報分析力、創造力を身に着け、様々な学習の理解を深めることに資する能力の育成、また、学習成果を地域の小・中学生に示し、まとめる力、発表力、表現力の向上とともに地域社会への興味関心が増した。
(2)「データを活用した地域活性化体験授業」の実施。湯布院観光協会協会長、由布市市役所商工観光課・地域振興課の地域社会の方々や、県教育委員会指導主事の方々を助言者としてお招きし、「長期滞在したくなる由布院とは?」をテーマに3つのグループが発表しました。観光客からの入力データをもとにそれぞれのグループがユニークな提案を行うとともに、助言者の方々から質問やご意見をいただき、地域活性化に向けての考えを深めていけた。
3. 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重。
〔3〕 本校は、【地域貢献】「伝統文化の継承や地域貢献ボランティア活動を通して、郷土愛を涵養する」を重点目標とし、ユネスコスクールが重点的に取り組む異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重する力の育成を目標とした。
(1)10月13日から3日間、東アジア文化都市2022大分県のフォーローアップ事業(大韓民国慶州市派遣事業)の一環として、韓国慶州市で開催された新羅文化祭に本校郷土芸能部が参加。多くの韓国の方に庄内神楽を見ていただこうという先方の計らいで急遽大きな会場となったものの、本校生徒たちは地域の伝統芸能である庄内神楽を披露。最初は物珍しさから微妙な反応であったが、庄内神楽の魅力である速いテンポと激しいバチ捌きに会場は次第に盛り上がり、演舞後は盛大な拍手をいただいた。
(2)全校ボランティア・中高合同ボランティアの実施。ともに地域貢献ボランティア活動として実施。全校ボランティアは学期に1回(年3回)全校生徒が参加し地域清掃活動を実施。中高合同ボランティアは地域の3中学の生徒と高校生が参加し、地域の施設等で一緒になって清掃作業を行った。中学生と一緒に地域での活動を具体的に行うことで、地域社会への関心を高め郷土愛を涵養することができた。

来年度の活動計画

①平和授業、人権講演会の実施
②郷土芸能部(地域伝統芸能)の各種大会・行事等での公演活動
③全校清掃ボランティア・中高合同ボランティア活動(地域の中学生との合同ボランティア)
④防災授業(地域の過去の災害から学ぶ)
⑤ドローンプログラミング(地域の小・中学校への出前授業)
⑥データを活用した地域活性化事業
※⑤⑥に関しては、県の地域との協働による学校魅力化事業継続が前提

過去の活動報告