2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和

本年度は、環境緑化活動、地域に伝わるお囃子の継承活動、難民に子供服を送る活動を行った。

環境緑化活動は、3年生から5年生までの21名の緑の少年団を中心に行った。6月に敷地内の花壇に約4000本の花を植え、秋の中頃まで毎日欠かさずに世話をし美しい花を咲かせた。本校の児童だけでなく、地域の人々の目も楽しませている。町内にある公共施設や老人福祉施設にプランターに植えた花を贈る活動もしており喜ばれている。各種コンクールにも参加し、「緑の少年団活動コンクール」では5年連続「県知事賞」を受賞。さらに、「令和3年度学校緑化コンクール 学校緑化の部」でも県知事賞を受賞した。草花ばかりでなく樹木への関心を高めることができるように、全校生で樹木オリエンテーリングを実施した。上級生が下級生を案内しながら、樹木の名前を教えたり、葉や実などで遊んだりした。

地域に伝わるお囃子の継承活動は、新型コロナウイルスの感染対策を講じ、10月から練習を再開した。地域ボランティアを講師に招き、3年生から5年生までの児童が、総合的な学習の時間に「篠笛」の練習に励んだ。完全に演奏できるまでにはなっていないが、2022年の夏祭りに向けて意欲的に取り組んだ。

難民に子供服を送る活動は、「GU・ユニクロ 届け服のチカラプロジェクト」に参加した。6月に全校生で服のチカラについての授業を行い、児童委員会の企画環境委員会が中心となって子供服の回収活動を行った。作成したチラシを大戸町の全戸に配布し協力を依頼した。今年度で3年目の活動のため、昨年度よりも回収できた子供服の数は少なかったが、総量120kgを送ることができた。この活動を通して、世界には自分たちのように安心して生活を送っている子供たちばかりではないことを知り、自分ができることは何かを考えることができた。

 

来年度の活動計画

2022年度の活動計画は、環境緑化活動、地域に伝わるお囃子の継承活動、難民に子供服を送る活動を柱に活動していく。

環境緑化活動は4月から11月までを主な活動期間とし、花壇づくり・樹木オリエンテーリング・森林学習を予定している。

地域に伝わるお囃子の継承活動は、5月から3月までを活動期間とし、発表の機会を夏祭り・町文化祭・学習発表会を予定している。現在は全員が篠笛の練習をしているが、将来的には、太鼓や鉦も児童たちが演奏できるようしていく。

難民に子供服を送る活動は、6月から11月までを活動期間とし、児童委員会と中心に活動する計画である。難民の子供たちに焦点を当てることをきっかけとし、世界の子供たちの現状を知るとともに平和を願う活動を発信していく。