2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解

Ⅰ テーマ、目指す児童像、ESDで育みたい能力・態度

 本校は、「地域に学び、地域を愛する児童の育成~人・もの・自然とのかかわりをとおして~」をテーマとして取組を進めた。

「自ら課題を設定し、主体的に課題を追求する中で、「人・もの・自然とのかかわりやつながり」を積極的に求め、意欲的に学習できる児童の育成を目指した。また、ESDで育みたい能力・態度として、「コミュニケーションを行う力」「つながりを尊重する力」『進んで参加する態度」の三つを掲げている。

Ⅱ 本年度の活動内容

①緑の少年団の活動を中心とした学校緑化活動(4月~3月)

この活動は、第3・4・5学年が中心となって活動した。校舎前の円形花壇と校舎南側(約50m)のブロック花壇に2000本の花の苗を植える。例年、PTAや地域ボランティアと一緒に作業をするが、今年度は新型コロナ感染拡大予防の観点から、児童と職員で行った。水やりや除草作業は全校性で行う。県の学校緑化コンクールでは、常に上位入賞を果たしている。児童にとっても地域にとっても、誇りに思う活動である。10月からは卒業式に向けてのパンジー(プランター)栽培をする。

②地域に伝わるおはやしを伝承する活動(9月~3月)

この活動は、第3・4・5学年が中心となって活動した。今年度からは、地域の方に教えていただくことになり、全員が篠笛の練習に取り組んだ。地域のお祭りに参加し、地域の方々と一緒に演奏することを目標としている。

③「届けよう 服のチカラ プロジェクト」への参加(7月~11月)

今年度で2度目の参加となった。新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年度と比べると活動の幅は大きく減ったものの、総重量80kgを超える子供服を集めることができた。難民の現状を知ることにより、自分たちの生活が当たり前ではないことを知る良い機会となっている。

④水道使用量・電気使用量をグラフ化し、節水や節電を呼びかける活動(4月~3月)

児童委員会の企画・環境委員会が中心となって行った。昨年度の水道使用量・電気使用量と比較できるようにグラフ化し、SDGs17GOALS「6」「7」と関連づけながら呼びかけを行った。児童が目に付きやすいところにミニポスターを掲示することにより、蛇口のひねり方を考えるようになったり、証明の消し忘れがなくなったりした。実際に水道使用量・電気使用量は昨年度より減少した月もあった。

 

来年度の活動計画

2021年度は、「SDGs17GOALS」の達成を目指して活動していく。GOAL「2」「4」「6」「7」「16」「17」に焦点を当てて活動していく。そのための主な活動は以下の通りである。

①緑の少年団の活動を中心とした学校緑化活動(通年)

②地域に伝わるおはやしを伝承する活動(通年)

③「届けよう 服のチカラ プロジェクト」への参加(6月~12月)

④水道使用量・電気使用量をグラフ化し、節水や節電を呼びかける活動(通年)

⑤給食の食べ残しを減らす活動(通年)