2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク

本校は、「ともに学び合う生徒の育成~人・もの・自然との関わりを通して~」を活動テーマとして、地域の方々や特色ある活動を行っている方々との交流によって、人とのつながりを大切にする意識を高めることを目標としている。
具体的には、ESDの実践を通し、⓵防災に関わる活動、⓶環境に関わる活動、⓷差別をなくするための活動、⓸地域の伝統文化、文化遺産に関わる活動を行った。

⓵防災に関わる活動

2年生が防災学習として、新しくなった新居浜市防災センターを訪問した。徒歩で避難する場合を想定し、歩いてセンターに出向いた。消防署員の説明を聞いたり、火災や地震の際に身を守る方法について体験を交えて学習したりした。

⓶環境に関わる活動

12月には全校生徒で地区別資源回収を行った。事前に1軒ずつ家庭を訪問して活動内容についてのお知らせを配布し、当日も1軒ずつ回って資源を回収した。地域の方々との交流とリサイクルの大切さを実感できた。

⓷差別をなくするための活動

生徒会が主体となり、毎週木曜日の帰りの会で「友達のよいところ探し」を実施した。「〇〇さんの良いところ」を学級の全員が記入し、意見をまとめて教室に掲示した。級友一人一人についてじっくりと見つめる時間をとることで、慣れ親しんだ仲間の更なる良さに気付けたり、周囲から認められることで自己肯定感を高めたりすることにつながった。

⓸地域の伝統、文化遺産に関わる活動

1年生が「ふるさと学習」を行った。総合的な学習の時間に、別子銅山に残る史跡について調べ、まとめた。まとめた内容を、学年の前でプレゼンテーションすることで互いに知識を深めた。その上で現地研修としての銅山峰登山を実施した。ボランティアガイドの説明を受けながら地域の産業遺産である別子銅山の遺跡を見学し、ふるさとの文化を大切にする心を育てた。

来年度の活動計画

〇環境に関わる活動
引き続き地区別資源回収を実施し、地域を愛する心と持続可能な社会のために自分たちにできることは何か、体験を通して学ばせたい。
〇防災に関わる活動
小・中合同防災訓練学習と、防災センター訪問活動の継続。防災訓練学習は、新型コロナウイルス感染防止のため、2年間実施できていないが、地域の方々と交流を深めながら防災学習ができる良い機会になると思われる。
〇地域の伝統、文化遺産に関わる活動
銅山峰登山及び、山根製錬所跡地への遠足を実施し、新居浜市に残る産業遺産について、今年度以上に考えや思いを深めさせたい。