2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 減災・防災

本校は,「自覚・立志・健康」を学校理念として,ESDを持続発展可能な社会を構築する担い手となる生徒の育成を図る場と捉え,ESDの実践を通してボランティア精神の高揚を図り,学校・家庭・地域でできるボランティア活動や環境に配慮した活動に取り組む態度の育成を目標とした。

具体的には,JRC活動,大中ボランティアセンター,アルカス・オリオンを柱に,①国際理解に係わる学習,②防災に係わる活動を行った。

      国際理解に係わる活動

JICA国際協力出前講座を行った。海外で支援活動をしている方の話から外国の現状を知り,視野を広く海外に向け,自分たちができる国際貢献について考える機会をもつことがねらいである。講話内容は,ベナンについての紹介であった。映像やパワーポイントを使用した講話をいただき,頭にたらいをのせて運ぶ体験学習もあった。紹介にあたっての視点がおもしろく,生徒達は興味津々で聞いていた。特に,100人の子どものうち,9人が5歳まで生きられないというお話は,当たり前に生きている生徒達にとってとても印象深い話になっていた。

      防災に係わる活動

東日本大震災の教訓を風化させず,防災意識の向上を図るため,そして,地震発生時における避難行動を身につけさせ,自分の命を守る行動をとらせるため,避難訓練を行った。また,登下校中に大きな地震が起きた場合の自分の身の守り方を理解させ,各地域の指定避難所を確認させるため,町小中合同避難訓練を行った。地域によっては,中学生が小学生を小学校まで送り届ける地域もあった。通学路における危険箇所がないか確認をしながら,生徒は登校した。防災の日には,町内で行われている防災訓練に参加し,初期消火訓練体験,心肺蘇生法,応急担架,災害救助体験等を行った。

来年度の活動計画

今年度の活動を継続することを基本とし,反省点を改善しながら実施する予定である。

各教科の学習や学活,道徳,総合的な学習の時間,NIEなどでもボランティア活動に関連した事項を取り上げ,つながりをもたせた学習にしていきたい。また,JRC委員会,ボランティアセンター,アルカス・オリオンが横のつながりをさらにもち,うまく連携しながら活動の幅を広げられるよう努める。