2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性

本校は「質実剛健・自主創造」を学校理念とし、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野のうち持続可能な開発及び持続可能なライフスタイルを通してユネスコスクール加盟校として、地域に学び地域に貢献する活動を通し、持続可能な社会づくりの担い手を目指し、連体力の育成を目標とした。

活動の1例を紹介する。養老町の特産品のひょうたんを本校や地域で育てている。

ひょうたんに絵を描く内容で本校生徒が養老小学校の3年生の児童に色塗りをしたり、穴をあけたりして一緒に創作を楽しむ活動をした。本校では、「瓢箪倶楽部秀吉」のメンバー生徒が栽培したひょうたんを提供した。ひょうたんランプつくりなどでひょうたんの普及に取り組んでいる。児童たちは「ふしぎ」「しぜん」「いろんなかお」といった各自のテーマでひょうたんに絵などを描いた。地元の産物であるひょうたんに興味をもって地元産業に興味・関心を持ち継続して文化継承していくように願っている。

2例目は県内で古くから飼われている地犬「美濃柴犬」の繁殖に取り組んでいる本校では昨年11月に誕生した子犬6匹の譲渡会を本校で開き新しい飼い主に子犬を託した。

美濃柴犬は戦後に数が減少したが本校2・3年生でつくる「美濃柴犬研究班」は雌犬2匹を飼育し、昨年初めて繁殖に成功。説明会などを経て、譲渡先として県内の6家族が決まった。生徒が飼い方や食事、健康管理などについて説明し手渡した。

他にも「ものづくり」や「食・くらし」の学習を通して、地域の恵みを再発見し、地域資源を活用した取り組みを行っている。水田を中心とした生産環境・自然環境の保全・生態系の保全に関する学習や生産環境やスマート農業に関する技術の習得。ライフ環境の創造・再生・整備などの学びの応用として、水田のプロジェクションマッピングの製作等で地域へ広報している。本校創立100周年記念として本校生産の米を使用して地元の清酒会社と連携し記念の清酒を醸造した。

来年度の活動計画

美濃柴犬繁殖については、今後は母親の雌犬の発情周期などを調べ、引き続き繁殖の研究を行うなど各研究班において研究計画を作成中である。