2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、「慈愛 自主自律 創造」を学校理念として、人・社会・自然とのよりよい関係を築き、課題を解決し、社会に貢献できる人づくりを目指している。そのための基盤として人権教育や道徳教育の充実を図り、外部人材や地域の教育力を活用して、生徒たちの夢をはぐくみ、自らの志を立てることができるような学習活動や、国際理解教育、環境教育に取り組んでいる。具体的には、環境とエネルギーに関する取り組みであるゴーヤグリーンカーテンや国際理解に関する教育活動として国際理解教育や服の力プロジェクトが挙げられる。
①環境とエネルギーに係わる活動
4月、一年生を対象に地域の方々を講師として招き、ゴーヤを育て方やグリーンカーテンの効果などに関する講演をしていただきました。5月に講師によりグリーンカーテンを栽培し、グリーンカーテンを設置した。夏季は環境委員が中心となりゴーヤの水撒きと蔓の誘引などの管理をし、1階の校庭側にゴーヤカーテンを作ることに成功した。
②国際理解、貧困に係わる教育
6月に日本以外の国を母国とする講師の方々と授業を通して交流を行った。講師の方々の祖国について事前学習として調べ学習をした。当日はその国の文化伝統についての話や交流活動を通して、異なる文化への理解を深めることができた。事後学習は、お礼状を書き、互いの文化について正しく尊重できる力をつけることができた。
一年生が総合の時間を活用して、服の力プロジェクトに参加した。小学校や保育園などに不要になった子供服の提供を、呼びかけに行き、数千枚の子ども服を集め、寄付を行った。

来年度の活動計画

今年度の活動をもとに、「エネルギー・環境・国際理解」を柱にして活動を継続する。
環境教育では、次年度も同様に地域の方々と連携し植物を育てるうえで必要となる知識を教えていただき、ゴーヤ栽培とグリーンカーテン作りに取り組む。校舎一階がゴーヤグリーンカーテンで覆われることを目標に、天候や気温などを考慮しながら植える時期を決めるなど地域と連携し計画的に進めていく。
国際理解教育では、講師の方々に来ていただき自国の伝統文化や生活習慣の違いについて講演をしていただき、事後学習として講習を通して学ぶことができたことをそれぞれ新聞にまとめ異文化理解を深めていく。扱う題材や事前事後学習への取り組み方など学年に合わせて工夫することが課題である。服のチカラプロジェクトは、世界が直面している問題について考えさせるための工夫をし、実施期間や協力していただく施設を検討したうえで実施していく。