2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境

本校は、「夢の実現に向けて努力できる学校~明るく活力があり、夢と希望を持って自己実現に努力できる学校~」を教育方針に定め、ESDについても、実践を通して自ら考え、判断し、行動する力の育成を図ってきた。

具体的には、環境・福祉、防災を柱に、①リサイクルに係る教育・活動、②避難訓練に係る活動を行った。

①環境(資源回収)に係る教育・活動

12月19日(月)、校内で資源回収を実施した。今年度はコロナ禍のため、教職員と一部の部活動生徒の協力を得て実施した。次年度からは、地域やPTAと連携し、より多くの生徒に参加してもらい、環境に対する意識の向上を図りたい。

②防災(避難訓練)に係る教育・活動

学校(教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間)と課程・地域と連携し、以下の3つを指導のねらいとして、防災教育を進めている。

1.災害時における危険を認識し、日常的な備えを行うとともに状況に応じて、的確な判断のもと、自らの安全を確保する行動ができるようにする。

2.災害発生時及び事後に自ら進んで他の人々や集団、地域の安全を確保するための行動ができるようにする。

3.自然災害の発生メカニズムをはじめとして、地域の自然環境、災害や防災についての基礎的・基本的な事項を理解できるようにする。

校区で予想される自然災害(災害、地震、河川の氾濫及び浸水、土砂災害等)に対しての避難訓練を実施している。その際には、状況を校内放送で簡潔に説明し、生徒達が自分の身を守るためにどうすればよいのかを考える場面を設定している。

今年度は、7月8日(金)の避難訓練の後、金沢大学准教授 林 紀代美氏を招き、全校集会にてご講演を頂いた。自分たちが暮らしている地域で起こりうる災害の特徴や日頃から気をつけなければならないことについてお話を伺い、教職員及び生徒達にとって、貴重な講演会となった。

また、災害の状況によっては、学校だけでは十分な対応が困難な場合が考えられる。そのため学校では、生徒の安否・所在の家訓、校区内の被害状況の把握、通学路の点検・安全確保等にPTAや地域の協力を得ている。今年度はコロナ禍のため、PTAの協力を得た災害時の生徒引き渡し訓練を実施することはできなかったが、生徒のみの地区別避難訓練は実施することができた。

来年度の活動計画

環境教育においては、生徒達の環境に対する意識を向上させるため、生徒会や各種委員会を活用した全校生徒の取り組みを図っていきたい。

防災教育においては、校区内で起こりうる自然災害についての学習を深め、災害時だけでなく、日頃から災害に備える意識を持ち、周りと協力し主体的に行動できる生徒の育成を図りたい。引き渡し訓練についても、今年度は学校のみでの実施であったが、次年度はPTAの協力を得ながら実施し、課題等の検討を図りたい。