2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

本校は、「私たちはどのようにすれば、人や自然に優しい街づくりができるだろう」をテーマにESDを推進している。
昨年度までは、環境問題、人権についての学習、福祉等について、総合的な学習の時間を中心に各学年で学習を進めてきた。今年度は、コミュニティ・スクールの利点を生かし、持続可能な開発目標の11「住み続けられるまちづくりを」を活動の中心に置き、各活動を進めてきた。地域の力や特色を生かし、生徒たちが地域に出ていき、生きた教材で生きた学習ができるよう計画を立て、自分たちの活動が「住み続けられるまちづくり」に直結するようにした。

本校区には2つの公民館があり、それぞれの特色がある。本市の中心を流れる国領川に接している新居浜公民館では、防災・減災についての取組を行っており、地域の方と一緒にフィールドワークを行っている。その中で、中学生が中心となり、災害に強い街づくりを目指しての提言を行っている。本市は住友の企業城下町であるが、その中心にある口屋跡記念公民館では、住みやすいまちづくりの一環として、地域の緑化活動を行ってる。本校では、口屋跡記念公民館と協力して、季節の花を植えたプランターを地域へ届ける「花いっぱい運動」という取組を行っている。公民館長を講師に招き、年2回200本の苗をプランターに移植し、市役所をはじめ地域の郵便局など地域住民が足を運ぶ場所に配布している。

人権や福祉についての学習は、総合的な学習の時間の年間計画に基づいて行っている。人権の学習においては、「校区人権の日」と称し、PTAをはじめ、地域にも案内をし、地域と一体となっての学習を行った。講師を招き、生徒と地域住民が一緒に、同じ人権課題について学習を進めている。この活動は、本校体育館で行っているが、今年度は新型コロナウイルス感染症への対策として、密を避けるため二部制で実施し、一部と二部とで人を入れ替えることで多くの参加者を確保できるようにした。 令和4年度の計画については、今年度末に行われる第4回学校運営協議会において、本校校区のグランドデザインを決定する予定である。来年度の取組については、グランドデザインに基づき計画を立て、実践していく予定であるが、持続可能な開発目標の11「住み続けられるまちづくりを」を目指しての取組は継続する予定である。本校区では、高校生になってからも地域の学習のリーダーとして活動できるよう、公民館活動に地域の子どもたちが位置付けられている。この取組をさらに進めていきたい。

また、新型コロナウイルス感染症のため、学習を発信する機会が限られてきた。ICTを活用し、効果的な情報発信について検討し、取り組んでいきたい。

来年度の活動計画

令和4年度の計画については、今年度末に行われる第4回学校運営協議会において、本校校区のグランドデザインを決定する予定である。来年度の取組については、グランドデザインに基づき計画を立て、実践していく予定であるが、持続可能な開発目標の11「住み続けられるまちづくりを」を目指しての取組は継続する予定である。本校区では、高校生になってからも地域の学習リーダーとして活動できるよう、公民館活動に地域の子どもたちが位置付けられている。この取組をさらに進めていきたい。
また、新型コロナウイルス感染症のため、学習を発信する機会が限られてきた。ICTを活用し、効果的な情報発信について検討し、取り組んでいきたい。