2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉

本校は昨年に引き続き、「地域住民との交流、および地域貢献」、「地元金沢市の魅力発信」の2つを活動テーマとして、ESDを持続可能な地域づくり担う人材の育成のため教育と捉えた。ESDの実践を通して、生命・人権尊重の精神のもと自他を敬愛する「豊かな人間性」、および広い視野をもち自ら律し相互に協調する「豊かな社会性」の育成を目標として活動した。

具体的には、「地域住民との交流、および地域貢献」に関連することとして、①通学路の清掃活動、②校区地域の雪かき活動、「地元金沢市の魅力発信」に関連することとして、③模造紙作成を行った。

① 通学路の清掃活動

生徒がゴミを拾ってビニール袋に入れながら登校し、到着後に生徒会執行部がゴミの分別を行った。この活動により地域への貢献意識を養う姿勢とともにゴミが落ちていたら拾うという奉仕精神を養うことができた。

② 校区地域の雪かき活動

毎年ボランティア生徒を募り、少人数のグループに分け、放課後にお年寄りや体の不自由な方の自宅の周辺の雪かき活動を実施している。この活動は本校伝統活動となっており、何年間も継続している。活動後は感謝の手紙や連絡が入り、活動した生徒は地域貢献への達成感を感じることができている。今年度も積雪が多くなれば活動を実施する予定である。

③ 模造紙作成

本校2年生は10月に金沢散策という行事を実施した。事前に金沢の伝統文化や歴史について、各生徒が持つパソコン端末を使用し調べた。生徒の中には、これまで金沢に住んでいたが伝統文化や歴史について触れる機会が意外に少なく、新たな発見をする生徒が多かった。その発見を実際に訪れ、肌で伝統文化や歴史を感じることを通して、郷土愛を育むことができた。その郷土愛を持ち、模造紙を作成し、周りに発信することができた。

 

来年度の活動計画

通学路の清掃活動や校区地域の雪かき活動は今後も継続していきたいと考えている。さらなる充実度を上げるために、活動内容や結果を全生徒に発信できる工夫を考え、さらに活動生徒数を増やすことが課題である。地元石川県や金沢市の魅力発信を目標とした取り組みは、今後も総合的な学習の時間にて実施する予定である。課題として、その発信が校内にとどまらずに地域住民や保護者に広く発信できるような工夫が必要である。