2020年度活動報告
本年度の活動内容
平和
1945年8月6日の原爆投下によって廃墟になった広島の歴史と経験を活かして、また平和の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんの母校として、持続可能な平和な世界をつくるために、自分たちに何ができるか考える機会を提供し、発信していく取組を行った。
① 折り鶴を折る会 (6月24日)
平和記念公園に捧げる折り鶴として、各学級で折った折り鶴2000羽を代表委員が体育館に運び、5・6年生が42班の縦割り班に分かれ、協力して糸を通した。平和への祈りをこめながら一羽一羽丁寧に折り、通すことができた。
② 平和学習会 (7月5日)
上学年・下学年に分かれ、佐々木禎子さんの同級生である川野登美子さんをお招きして行った。禎子さんの闘病中の友達としての思いや、「原爆の子の像」建立までの活動の様子などをお話頂いた。
③ 平和集会(8月6日)
全校児童が、各教室で平和祈念式典を視聴し、原子爆弾によって亡くなった方々のご冥福をお祈りして、黙祷を捧げ、平和への願いを祈った。その後、本校の児童が「こどもピースサミット2020『平和の意見発表会』」で発表した、平和を願う自分に何ができるのかを綴った意見発表に耳を傾けた。
④ コスモス集会(10月27日)
本校の児童だった佐々木禎子さんの命日(10月25日)にご冥福を祈り、平和への想いを深めるため、体育館に集まり集会を行った。
〇今年度は、コロナウイルス対策として、奇数学年・偶数学年に分かれて実施した。
〇平和委員会の児童から禎子さんについての発表があり、ご冥福をお祈りした。
学区に残っている被爆建物・文化遺構を3年生から6年生までの児童で巡ってフィールドワークを行った。
〇縦割り班で10か所の平和・文化遺構について調べ学習をし、地域の歴史や被爆・復興の様子を知る。
〇6年生が総合的な学習の時間において幟町に残る平和・文化遺構について調べ学習をし、下学年に伝えるための資料を作成する。3年生から6年生までの児童が、縦割り班に別れ、町内にフィールドワークし、下学年に調べたことを伝え継承する。
来年度の活動計画
○広島市平和プログラムを基軸に年間計画をより充実させ、本年度の取組をさらに確かなものにしていく。
○全学年のカリキュラムに系統性を持たせ、下学年だけではなく、他校に向けて発信できる6年生を育てる。
○戦前・戦後の資料や、本校の卒業生で、原爆の子の像のモデルである佐々木禎子さんの資料が展示されている「のぼり平和資料 室」を、児童自身の学習の場として充実させるとともに、児童自身が作っていく平和資料室にしていく。