2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 福祉

本校は,「広く世界に目を向けながら今いる地域で自分にできることに取り組むこともできる子供の育成」を活動のテーマとして,ESDを環境教育の重要な柱と捉え,ESDの実践を通して世界に目を向けたり地域を認識したりする力の育成を目標とした。

 具体的には,モンゴルの小学校との交流,生活科の学習,総合的な学習の時間のテーマ学習を柱に①他国との交流に係わる活動 ②地域の認識に係わる学習を行った。

①  他国との交流に係わる活動

  平成26年度より「庭坂小学校桜通り絵画コンテスト」を開催し,描いた絵を廊下に掲示し,選ばれた絵をベトナムのイエンバイA校に送っていた。今年度からモンゴルの学校に選ばれた絵を送った。モンゴルの学校からも絵が送られてきており,本校の廊下に飾っている。子供たちは広く世界に目を向けることができた。

②  地域の認識に係わる学習

1,2学年による生活科の学習では,地域の公園に季節ごとに行き,生き物や植物の変化の学習を行ったり,町探険の学習において地域にある自然や福祉施設について学び,それらをまとめて地域の方に発表したりした。また,総合的な学習の時間では,3年生が「ふるさとじまん~梨のひみつ~」,4年生が「地域の環境を調べよう」,5年生が「もっと知ろう!地域の食糧生産~米作り~」,6年生が「学校や地域の歴史を知ろう」の単元を設定し地域の方々の協力を得ながら学習に取り組んできた。そして学年ごとに「総合的な学習の時間の発表会」を開催し,地域の方々を招き,学習の成果を発表した。子供たちは,現在の庭坂や福島を認識するとともに,新たにこれからの庭坂や福島についても考えるなど,未来に思いを向けることができた。

来年度の活動計画

令和2年度も基本的には,元年度に成果を挙げた活動に継続して取り組んでいく予定で

ある。特に,総合的な学習の時間のテーマ学習は,本校のテーマに迫るための最重要な取り組みであり,発表会は本校の取り組みを地域に発信する機会となっている。今後も充実に努めていきたい。

 海外との交流は,地域の方の協力を得て行ってきた経緯があり,継続のためには,その方の事情も酌んでいかなければいけない。連携をしながら今後も取り組んでいきたい。