所在地 | 〒277-0008 柏市戸張944 |
---|---|
電話番号 | 04-7167-1301 |
ホームページ | https://k-nittai.ed.jp/ |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
気候変動, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
2023年活動報告
① SDGs/ESD 学習
本校アカデミックフロンティアコース1年生、2年生では週に1時間「グローバルスタディーズ(G.S.)」の授業で、英語で「持続可能な開発目標SDGsの17のゴール」について学び、それぞれグループでゴールを1つ取り上げ、その課題解決のための提案をPBL型の探究学習の手法を用いて行った。3月には各自の取り組みや提案について英語でプレゼンテーションを行い、コンテスト形式の発表会を行う予定である。
②地域貢献、地域との連携(SDGs #11「住み続けられる街づくり」 #12 「つくる責任つかう責任」
今年度生徒会では、2つの主な活動に取り組んだ。まず1つ目は、昨年度に引き続き柏市中央公民館「ラコルタ柏」でのフェスティバルで、企画スタッフとして参加し、生徒会の生徒でフェスティバルの動画での広告をデジタルサイネージで作成した。さらに、運営面のスタッフと並行し、高齢者の方向けの「フレイル予防エクササイズ」という企画を行った。
さらに、新しい取り組みとして、本校卒業生であるJA東葛の方と柏市の農園経営者の方との共同プロジェクトとして、「地産地消プロジェクト」を発足し、廃棄野菜を使ったスィーツの開発に取り組んだ。まずは、本校の生徒たちに、地元の野菜の美味しさをしってもらいたいと、文化祭で生徒会が、地元野菜の販売を行った。生徒たちだけでなく来校した保護者の方々にも大変好評であった。販売の前には、収穫体験や、農園で行っている障害者の方々の就労支援である「農福連携」の見学も行った。さらに、廃棄野菜を活用した野菜のスィーツ開発にも夏休みに着手した。
開発の際には、料理研究家の大瀬さん、柏市の洋菓子店ジュアンの、オーナーパティシエの方の
協力を仰ぎ、生徒たちで野菜を使ったスィーツの試作を重ねた。実際に「青梗菜とニンジンのパウンドケーキ」を開発し、ラコルタ柏での販売をし、その後も上野公園での「農福連携フェスト」でも販売が実現した。。このプロジェクトは今後も、生徒会×JA×岩立農園さんで、さらに地産地消を促すような活動を進め、気候変動に対する課題解決の一助となれればと考える。
③ 国際交流活動
数年ぶりに海外への修学旅行が今年度実施することができた。高校2年生の12月に実施し、ACFコースの生徒は韓国へ、ADLコースの生徒は台湾へ行った。特に韓国への修学旅行では、韓国のユネスコスクールである「韓国観光高等学校」へ訪問し、ユネスコスクール間交流を行うことができた。まずは、生徒2~3人のバディを作り、それぞれ韓国語と日本語で自己紹介のカードを記入し、お互いに交換した。日本の生徒たちも、一生懸命韓国語を調べて趣味や将来の夢などを伝えた。韓国の生徒たちは日本語通訳学科と英語通訳学科の生徒たちで日本語は大変流暢であり、自己紹介カードをもらった日本人の生徒たちは大変喜んでいた。
その後、10月にオンライン交流を行い、それぞれのバディを実際に顔を見て交流した。12月に訪問するので、韓国での旅行でのアドバイスをもらったり、お互いに好きな日本のアニメやK-popなどについて日本語で交流し、その後仲良くなったペアは個人的にSNSなどを使って交流を続けていたようである。
そして12月の実際の訪問では、歓迎式典、文化交流(韓国の伝統的なゲームや
クラフト作成)などを経て、昼食も一緒に取り、大変仲良くなることができた。
韓国の生徒の皆さん、教職員の方々の暖かい歓迎とおもてなしには私たち全員感激し、感謝してもしきれないほどであった。お別れの際には、お互いの生徒たちが別れたくない~とお互いに抱き合ったり、涙を流したり感動の交流であった。今後は、お互いにユネスコスクールということで、SDGsやESD教育などに関連する交流授業を行っていきたいと考える。
④ 積極的なボランティア活動の取り組み
生徒会とボランティア委員会が主体となり、6月の文化祭でユニセフ募金活動を今年度も行った。また、10月には柏市社会福祉協議会との連携で「赤い羽根募金活動」、現在1月~2月では「能登半島地震支援募金活動」を行っている。また、柏市の市役所や商工会議所のイベントである「リレーマラソン」「夏祭り」「門前市」などで積極的に有志の生徒たちがボランティア活動を行った。
来年度の活動計画
2024年度の活動計画
① SDGsについての学習、発表会は継続して行う。
② 柏市役所、福祉協議会との連携はさらに継続していく。また今年度新しく発足した「地産地消プロジェクト」のさらなる発展を検討しいく。
③ 韓国のユネスコスクール間交流を行う。今年度訪問した「韓国観光高等学校」の生徒たちの交流活動で、ユネスコスクールとしてのテーマ設定で交流授業を計画したい。
④ ボランティアは引き続き継続していく。