2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 貧困

当校は、「みがけよ心、きたえよ体、学び伸びゆく二名っ子」を学校理念として、ESDを人権教育の精神を基盤とする学びの場と捉え、ESDの実践を通して人間性豊かな児童の育成と互いに支え合い高め合う集団づくりを目標とした。
具体的には、文化遺産、平和、国際理解を柱に、①国際理解に係わる活動、②環境に係わる学習、③平和に係わる学習、④人権について考える学習

① 国際理解に係わる活動
本校では、児童運営委員会が中心となって、ペットボトルのキャップを回収する『エコ・ボランティア』活動が行われている。「UNICEF」と連携し、各家庭でいらなくなったペットボトルのキャップがリサイクル資源として、業者に売られ、そのお金でワクチンが製造されて支援国へ届けられるという活動を通して、世界にはワクチンを必要とする支援国があることを知った上で、自分たちには何ができるかという進んで参加する態度を育てている。また、「ユニセフ募金」にも取り組んでいる。ユニセフがどういう組織なのか、募金を通して何をしようとしているのか、世界にはまだまだ支援が必要な国がある、という内容を全校児童に呼びかけて、募金活動に協力してもらう。

② 環境に係わる教育
本校の3年生は、奈良市環境政策課の事業で、3年生を対象として開かれる「ECOキッズ!ならの子ども」環境講座を学んだ。地球温暖化や省エネなどの環境に関する学習を通して、子供たちが節電等、自分自身でできる地球温暖化対策を考え、実践する態度を養うことがねらいである。また、学校や家庭で生活するうえで、エコライフに対する関心を高めることが目標である。

③ 平和に係わる学習
本校の6年生は、毎年修学旅行で、広島に行っている。事前学習として、「平和とは何か」「戦時中の広島でどんな出来事が起こったのか」「原子爆弾がもたらした被害」など、事前に児童が興味を持ったテーマについて調べ学習を行う。広島では、原爆の子の像の前で、6年生全員で「平和を誓う宣言」を行う。また現地で被爆者の方の体験を聞くことで、平和の大切さ、命の尊さについて考える。学習のまとめとして、6月の参観日に調べたことをもとに発表を行う。

④人権について考える学習
本校は、毎月11日前後の朝学習の時間を使って、「人権を確かめ合う日」としている。毎月、テーマを設定し、その内容をビデオ放送で全校児童に流し、人権について考える時間を設けている。放送後には、振り返りシートに放送の感想やテーマについて自分が考えたことなどを記入する。また、自分が悩んだり困ったりしているかどうかや、自分の日頃の生活について振り返る項目もある。

来年度の活動計画

年間活動
・あいさつ運動(毎週水曜日の朝)・エコ・ボランティア活動 
・赤十字募金(11月第1週) 
・UNICEF義援金(児童運営委員会を中心に2月の第1週)
・文化遺産学習 ・環境教育(3年生)
・水についての学習(4年生) ・車イス体験 ・アイマスク体験(4年生) 
・森林教育(4年生) ・キャリア教育(5年生 10月) ・世界遺産学習(5年生 1月)
・地域教育(全学年) ・平和学習(6年生 4月~6月) 
・インターネット教育(6年 9月) 
・租税教室(6年生)・異文化理解(各学年外国語活動)など