2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 平和, 人権

本校は、「みがけよ心、きたえよ体、学び伸びゆく二名っ子」を学校理念として、ESDを人権教育の精神を基盤とする学びの場と捉え、ESDの実践を通して人間性豊かな児童の育成と互いに支え合い高め合う集団づくりを目標とした。
具体的な活動は以下のとおりである。

① 国際理解に係わる活動

本校では、児童運営委員会が中心となって、ペットボトルのキャップを回収する『エコ・ボランティア』活動を行っている。「UNICEF」と連携し、各家庭でいらなくなったペットボトルのキャップがリサイクル資源として、業者に売られ、そのお金でワクチンが製造されて支援国へ届けられるという活動を通して、世界にはワクチンを必要とする支援国があることを知った上で、自分たちには何ができるかという進んで参加する態度を育てている。また、「ユニセフ募金」にも取り組んでいる。ユニセフがどういう組織なのか、募金を通して何をしようとしているのか、世界にはまだまだ支援が必要な国がある、という内容を全校児童に呼びかけて、募金活動に協力してもらう。今年度も継続して活動を行った。

② 環境に係わる教育

本校の3年生は、奈良市環境政策課の事業で、3年生を対象として開かれる「ECOキッズ!ならの子ども」環境講座を学んだ。今年度は感染症対策のためオンラインによる受講であった。地球温暖化や省エネなどの環境に関する学習を通して、子供たちが節電等、自分自身でできる地球温暖化対策を考え、実践する態度を養うことがねらいであった。また、「あつまれ!ECOキッズ」事業にエコアイデアを応募し、多数の児童が賞を受賞した。冬休み中にも全員で『「ECOキッズ!ならの子ども」ECOチャレンジシート』に取り組んだ。保護者からも「家庭で身近なエコを意識する良いきっかけになった。」との感想が多数あった。

③ 平和に係わる学習

6年生は、毎年修学旅行で、兵庫に行っている。事前学習として、「平和とは何か」「戦時中はどんな出来事が起こったのか」「戦争ががもたらした被害」、「現地学習のための事前学習」などについて調べ学習を行った。今年度は行き先を兵庫県加西市鶉野飛行場を訪れ、平和学習を行った。

④人権について考える学習

毎月11日を「人権を確かめ合う日」として、月に一度朝学習の時間に取組をを行っている。毎月テーマを設定し、その内容を児童や教員が制作したビデオを放送し、人権について全校で考える時間を設けている。放送後には、振り返りシートに放送の感想やテーマについて自分が考えたことなどを記入する。また、自分の日頃の生活について振り返り、悩んだり困ったりしていることがないか、自分自身の内面と向き合う機会にもなっている。

来年度の活動計画

〇活動計画
来年度の活動計画

1年 校区校外活動
2年 まちたんけん・赤十字募金(11月第1週)
3年 環境教育、近隣の産業・文化遺産学習
4年 水についての学習、森林教育、アイマスク体験
5年 世界遺産学習、野外活動(森林環境教育)
6年 平和学習、租税教室
全校 あいさつ運動、エコ・ボランティア活動、赤十字、UNICEF義援金、人権を確かめ合う日、等