所在地 〒395-0701 下伊那郡根羽村80
電話番号 0265-49-2100
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加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解

本校では、すべての学年で、根羽村の環境、人材等を活用した総合的な学習の時間を行っている。その中で、特にSDGs17の目標の内の、「陸の豊かさを守る」「住み続けられるまちづくりを」に重点を置いた学習が、多様に展開されている。さらに、総合的な学習の時間と教科の学習を関連させた「教科横断的な学び」にも積極的に取り組んでいる。そのような学びをコーディーネートするために、「地域・ICTコーディネーター」という担当者を学校職員以外で設けて常駐してもらうことで、より一層学校の学びと実社会を関連付けた学習を行っている。

本校は、令和2年度より義務教育学校になったことをきっかけに、ESDを実践することを学校の重点としている。同時にユネスコスクール認定のためのチャレンジ期間に入り、SDGsに関連した学習も数多く行って来た。特に令和4年度には、根羽村自体が「SDGs未来都市」に認定されたことにより、根羽学園としても、より一層SDGsに関連した学習に力を入れてきている。特に総合的な学習の時間では、森林を活かした村づくりについて考え、行動したり、地域の人材と協働して学習をしたりしている。また村としても根羽学園のESDがより質の高いものになるよう、令和四年度に開設された公営塾とも連携を図り、塾での学びと学校での学習を関連させて行えるようにしている。また「株式会社FoundingBase」という民間の企業の社員を学校に派遣してもらい、学校では「地域・ICTコーディーネーター」として先生方と一緒に総合的な学習の時間の授業作りを行ってもらえるようにしている。

来年度の活動計画

各学年のSDGsに関わる実践

1 9年生(中学3年生)の実践「ジビ科」
根羽村で害獣駆除として捕獲されている鹿肉を無駄にしたくない、村をPRしたいという思いから「ジビエを活用した料理考
案する=ジビ科」という活動をしてきた。その中で、地域の方と連携して鹿肉の調理法や良さを学んだりした。また根羽村内
にある養魚場でヤマメの調理法等も学んだ。その結果11月に愛知県にあるイタリア料理のシェフと協力して、鹿肉やヤマメを
使ったコース料理を販売するイベントを行うこととなり、その企画運営を行う。
2  各学年の活動
(1)3~9年生による河川清掃
河川清掃は,みどりの少年団の活動の一環として、毎年6月と10月に根羽村にある根羽側の周辺の清掃をしている。
この活動は小学校3年生から中学3年生までが協力して行っているもので、自分たちの住んでいる村は、自分たちできれいにしようということと、下流域の矢作川を利用している   人々の生活を守ろうという思いから行っている。
(2)7~9年生による林業体験学習
林業体験学習は、森林組合の方と連携した「木育」に関わる学習である。具体的には、森林の管理の仕方、森林と防災の関係等を講義やワークショップで学ぶ。また、森林組合の方に講師になってもらい、ツリーハウス作りやウッドデッキ作り、杉の木伐採体験学習などを行っている。
(3)7~9年生による福祉体験学習
毎年根羽村内にある「ねばねの里なごみ」という老人介護施設で、体験学習をしている。主に食事の介助や運動機能維
持のための運動の介助、ゲームなどをお年寄りの方と一緒に行っている。また、お年寄りに楽しんでもらうために、楽器を
使って演奏したり、合唱を披露したりしている。
(4)教科横断的な学び
本年度、国語の学習として、「JICAなごや地球ひろば」「あいち環境学習プラザ」へ訪問する校外学習を、中学7年生と8年生が合同で行った。「JICAなごや地球ひろば」では、ヨルダンで海外協力隊として障害者福祉の支援活動を行っていた方のお話を聞いた。さらにSDGs学習コーナーで、現在日本はSDGsのゴールがどのくらい達成できているのか学んだり、
他の国と比較したりした。「あいち環境学習プラザ」では「SDGsを活かしたまちづくりワークショップ」を体験したり、空気や水、ゴミ処理等について調査している方々からお話を聞いた。さらに「アースドクター」という体験学習も行い、SDGsに関わる様々な事柄をクイズ形式で学んだ。その校外学習の学びを活かして、国語の時間には作文を書いた。そして、その作文を「信濃毎日新聞」の「十代から」のコーナーに寄稿し、掲載された。
(5)生徒会活動
①トルコ地震を受けて被災者に役立ててもらうための募金活動を行った。
②毎年12~1月に「寺子屋運動」として、書き損じはがきを集め、寄付している。

過去の活動報告