2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 人権, 貧困

本校は、令和4年4月に新しく小中一貫校「ならやま小中学校」として開校することにより、3月をもって49年の歴史を閉じることになる。2021年度も、コロナウイルス感染症により、学校行事の見直しや学習活動における制限などがあり、予定していた取り組みが実施できなかったことも多くあった。
その中で、生徒会を中心に『西中BEST Final Season』を合言葉に、「今だからこそ心を一つに」「今できることを精一杯」「みんなが楽しめる活動」として、思い出に残る一年になるようにいくつかの取組を進めた。
その取組として、11月に大きな行事を2つ行った。まず1つ目に、平城西中学校として最後の体育大会「スポーツフェスティバル」を開催し、全校生徒が一つになり全力で競技に励み、汗を流すことができた。2つ目の文化発表会では、3学年合同の巨大壁画(ビッグアート)の制作に取り組み、全校生徒による素晴らしい作品を、体育館の壁面いっぱいに飾ることができた。
また、今年度よりSDGs達成に向けた取り組みとして、ユネスコ世界寺子屋運動の書き損じはがきを集める活動にも取り組んでいる。
さらに地域との連携として、12月に地域教育協議会の方々と共に、学校周辺の「落ち葉清掃」を行い、活動を通して地域住民との交流を深め、生徒に地域の一員としての主体性を養うことができた。
このように、生徒が主体となって企画・立案し、取り組む姿は、本校の開校当初から変わることなく受け継がれてきた伝統であり、来年度からの新しい学校「ならやま小中学校」に受け継がれていくことだろう。

来年度の活動計画

本校は、令和4年4月より校区の2小学校と統合し、施設一体型小中一貫校「ならやま小中学校」として開校する。
ならやま小中学校では、「9年間の系統的・継続的な学びを通して、自ら学び続ける心豊かな児童・生徒の育成」を目標に、他者と協働し主体的に学び向き合うことを大切に、『自ら』『とことん』『つながりあって』学ぶ力を身につける教育を進める。
取り組みの柱として、小中一貫ではステージ制(4-3-2年制)の導入、小学校における教科担任制の導入、教科横断的な探究学習の展開、地域参画型学習の充実に取り組む。
地域参画型学習では、地域在住の多様な知識と経験を持つ人材を「マイスター」として登録し、探究学習や防災学習などの指導者として授業に招き、児童生徒と一緒に学習に取り組む。