2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 食育

①低学年

コロナ禍で郊外へは出られないので、校内を中心に四季の生き物の変化を調べた。そして、可能か限り飼育し、その生き物の特徴を捉え、どのような環境を好むか調査した。それらを集会で発信したり学習発表会で「ありからみると」という劇で発表した。

②中学年

「奈良市発見!」というテーマで、市内の特徴ある場所や歴史的に有名な場所を調べ、追究課題を見つけてまた調べる活動を繰り返した。そうすることで地元奈良への愛着と、大仏を守り続けた先人の苦労を知ることが出来て、郷土愛へとつながった。その集大成として「奈良時代物語」という劇を作り、学習発表会で発表した。

遠足で出向いた柳生はホタルが生息することで有名な白砂川が流れている。私達の上水道に繋がるこの川の水棲生物を採集・観察する。その後、この白砂川と学校付近に流れる佐保川との生き物の違いを比べ、その理由について学習する。さらに、水の綺麗さが山や森などの周辺の自然環境に関わっていることに気付き、森のもつ浄化作用に気付く。自然を守る意義や、くらしとの関わりについてより発展的な学習をする。

③高学年

学級の田んぼで稲作を体験しながら日本の米作りや食糧事情について学習した。その後、世界の食糧事情に目を向けて、世界の飢餓問題について知った。欧米や日本などの先進国では飽食による食品ロスがある中、東南アジアやアフリカなどの発展途上国では食糧不足による飢餓が大きな課題になっている。この矛盾を解決するために今の私達に何が出来るかを話し合い、日本の食品ロスを減らす工夫について考え行動に移した。家庭での食事や学校での給食で自身の食事について見直し、好き嫌いを少しでも改善しようという努力が見られた。また、買い物でも必要な分だけを購入しようという計画的な行動を心掛けるようになった。また、2020年にノーベル平和賞を受賞したWFPについても調べ、レッドカップキャンペーンの活動参加を在校生や保護者に呼び掛けた。

来年度の活動計画

コロナ禍が未だに大きな課題である中、校内で出来る活動を中心に身近な生き物や地域の文化について触れて、本物を体験する学習を重んじていきたい。また、来年度からはリモートによる外国の小学校との国際交流を日々の学習活動に取り入れて、ICTを活かした学習活動に注力する。