2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 健康, 食育

昨年度から始めたzoomを利用した海外交流(スピークアウト)も二年めとなり、その活動にも児童は慣れてきた。

また、毎朝行っている アニーサウンド(英語の発語練習)の成果もあり、自分達が伝えたいことを英語で自信を持って話せるようになってきた。

スピークアウトはスピークアウトジュニアとスピークアウトパーソナルで構成されており、スピークアウトジュニアは、前半、日本人講師と一斉授業を行い、後半は、それを生かして外国人講師と1対1で、英語での授業を行うものである。パーソナルは、マレーシアのスリアリアとレアルの現地校との交流の授業で、お互いの国の文化を伝え合っている。今年度は、マレーシアだけでなくインドやインドネシアとの交流も行った。

児童はこの時間を楽しみ、自信を持って話せるようになり、次はどの様なプレゼンをしようか自分達で考えるようになってきている。

以下にその一部の例をあげることにする。

 

運動会後には、運動会の様子を動画で紹介した後、ラジオ体操を教えてあげ、スリアリアの友達と一緒にラジオ体操を行った。

9月、お月見には、その行事内容を伝え、白玉団子を作って見せた。

日本の伝統遊び(奈良の大仏さん)を紹介し、zoom越しに、スリアリアの友達も一緒にやってくれた。

本校の児童とスリアリアのお友達で、おちゃらかほいをした。じゃんけんは、言い方は違うが、手の出し方は同じなので、海を挟んだ遠くの国の友達と一緒に遊ぶ事ができて、子ども達は喜んでいた。

スリアリアのお友達が、現地のお菓子スモアを紹介してくれたので、それを見て実際に本校の児童がスモアを作り、その様子を動画にとり、次のスピークアウトで、伝えた。

新年には、日本のお正月風景(自分達が過ごしたお正月 .お節料理、門松、しめ縄、初詣、獅子舞 など)を伝えたり、凧揚げや羽つき、福笑いなど、日本の伝統遊びを紹介し、 スリアリアの新年は、どんなの?と尋ねたりした。

初めて交流することになったインドやインドネシアとの交流の前には、日本の何を教えてあげようかなと考えたり、インドの事を調べようとする様子も見られた。

このように、一回一回が単発なプレゼンや紹介する側の一方的なプレゼンで終わるのではなく、聞いた事を深めたり、実際に作ったリ、次に繋げていく事ができたのが、二年目となった今年の成果だと思われる。

一年生から六年生まで、学年にあった交流ができた。

 

 

 

 

来年度の活動計画

コロナ禍の中、まだまだ体験学習には制約があるとは思うが、できるだけ実際に、体験できる機会を持ちたい。その一つとして、一昨年招いた車イスに乗っておられる方を招き、シッティングバレーの体験が実現できればと思う。

また、本校のカリキュラムにあるスピークアウトも三年目となるので、更なる深まりと内容の充実、そして、児童自らの発信が今以上のものとなるように、計画していきたい。今は、この時間は、子ども達にとって英語で話す事が不安ではなく、楽しみになってきているので、この気持ちが持続されるように今後も取り組みたい。