• なんとしりつたいらちゅうがっこう
  • 南砺市立平中学校〔キャンディデート校〕

  • Nanto Municipal Taira Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉

所在地 〒939-1923 南砺市下梨446
電話番号 0763-66-2355
ホームページ https://taira-j.nanto.ed.jp/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 健康

2022年1月~2023年2月:チャレンジ期間、2023年8月~:キャンディデート校

本校は「郷土に誇りをもち 心豊かに たくましく 学び続ける生徒の育成」を学校教育目標としている。地域の伝統文化である民謡を通して交流することや、持続可能な地域づくりの実現に向けて、自分たちにできることを考えて実践している。また、がん教育等からESDに関わる学びを通して、人権意識を高めることを目標に活動に取り組んでいる。

 

① 地域の伝統文化の継承と交流

地域の伝統芸能を継承しておられる方々を講師に招き、地域の文化である五箇山民謡(麦屋節、こきりこ等)を学び、発信する活動を行っている。地域の文化に触れ、文化を継承していく活動を通して、持続可能なふるさとの姿はどうあるべきかについて追究している。

2023年9月の第3学年の修学旅行では、訪問先の京都で民謡(唄、踊り)を披露して地域の伝統文化を発信し、現地の方々と交流の機会をもった。また、2023年9月、11月には、市内や県内の中学生と交流し、互いの民謡を披露し合ったり、教え合ったりする活動を行った。発信する活動や交流を通して、生徒は地域の文化のよさを再認識し、自分たちの民謡に誇りをもつことにつながった。また、他地域の文化を尊重する意識も高まった。

  

<他校と民謡の交流をしている様子>    <京都で「ささら」の使い方を教える様子>

② 持続可能な地域づくりについて考える活動

第2学年は、23年2月に総合的な学習の時間で自分たちが住む地域を魅力的にするためにはどうすればよいかを考え、市長へアイディアを提案する「市長への提言」を行った。地域を実際に歩いたり、地域の方に助言をもらったりする活動を経て、自分たちが楽しみながら地域のよさをさらに生かす活動を行っていくことが、持続可能な地域をつくることにつながると考え、アイディアを練り上げていった。「市長への提言」後、地域の方の協力により、合掌造りの屋根へのプロジェクションマッピングや、地域の特産物の赤かぶのキャラクターを取り入れたのぼり旗の作成等が実現した。これらの活動は新聞にも掲載され、生徒たちのアイディアが五箇山地域のPRに貢献した。

<赤かぶのキャラクターが入ったのぼり旗の披露の様子>

③ 「がん教育」から人権について考える活動

第1学年は、「がん教育」でがんへの理解を深める活動の一つとして「がん俳句」を作る活動を行っている。2023年9月には、元国立がんセンター総長の垣添忠夫氏を講師に招き、がんの仕組み等を教えていただいた。また、現代俳句協会理事の堀田季何さんに俳句作りについて講義をしていただいた。今後は、がん俳句の鑑賞を通して、健康と命の大切さについて学びを深めていく。

<垣添氏のがんの仕組みの説明を聞く様子>

来年度の活動計画

今年度に引き続き、地域の方を講師に招いて民謡学習を行う。また、来年度は、マレーシアの学校とオンラインでつなぎ、食と健康をテーマにしてがん教育に引き続き取り組んでいく。

生徒会活動の委員会において、SDGsとの関連を意識しながら持続可能な地域・社会をつくる一員としての活動に取り組んでいく。また、総合的な学習と各教科の活動の関連カレンダーや、各種教育とSDGsとの関連カレンダーを作成し、それぞれの活動とESDとのつながりを深めて活動していく。

過去の活動報告