2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等

 当校は、「自立・共存・交流 ~地域に学び、自己の生き方を考える~」を活動テーマとして、ESDを学校の教育目標「思いやりの心をもち、主体的に生きようとする生徒の育成」を具現化する活動と捉え、ESDの自薦を通して課題設定能力・課題追及能力・コミュニケーション能力・自己実現能力の育成を目標とした。
 具体的には、防災教育、ふるさと学習、地域文化の継承、資源回収を柱に、①地域防災に係わる活動、②別子銅山産業遺産に係わる教育、③新居浜太鼓祭りに係わる学習、④空き缶回収とアート制作に係わる学習おこなった。

①地域防災に係わる活動
 9月23日(日)、近隣の中萩小学校グランドで、中萩校区防災訓練が実施された際に、80名程度の生徒が参加し、公民館や連合自治会の方々と各ブースを担当した。
②別子銅山産業遺産に係わる教育
 6月29(金)、愛媛県立新居浜南ユネスコ部の河野顧問と部員を本校に招き、「別子銅山を学ぼう」という題で事前学習を行った。その後も学習等を重ね、10月23日(火)、「ふるさと学習(現地見学)」を実施した。
③新居浜太鼓祭りに係わる学習
 10月16日(火)、2回目のお祭り集会を実施した。公民館を通じて校区の新居浜太鼓台運営委員会と協議を重ね、校区の大人太鼓台のうち3台を校内に招き入れた。今年度は運動場で実施できた。
④空き缶回収とアート制作に係わる学習
 9月から全校生徒による空き缶回収をスタートさせ、アート原画の作成、空き缶の穴開け作業、色塗り作業経て、11月12日(月)に完成した。今年度のテーマは、「道」である。

来年度の活動計画

 平成30年度までの活動を基本的に踏襲する形で計画が進んでいる。コミュニティ・スクールへの進化を目指し、一つ一つの活動についてその意義を再確認し、育成すべき力を常に見直すことで、より自主的・主体的な活動に中学生が参画できるように配慮していく。
 平成30年度は、地域・生徒への講師役や世話役を担える生徒が増えてきた。持続可能な社会を目指し、地域に期待され、地域に貢献できる人材の育成に努めたい。