2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

当校は、「自立・共存・交流 ~地域に学び、自己の生き方を考える~」を活動テーマとして、ESDを学校の教育目標「思いやりの心をもち、主体的に生きようとする生徒の育成」を具現化する活動と捉え、ESDの実践を通して課題設定能力・課題追及能力・コミュニケーション能力・自己実現能力の育成を目標とした。
具体的には、防災教育、ふるさと学習、地域文化の継承、資源回収を柱に、①地域防災に係わる活動、②地域のものづくりや産業遺産に係わる教育、③新居浜太鼓祭りに係わる学習、④空き缶回収と空き缶壁画アート制作に関わる学習をおこなった。
① 地域防災に関わる活動
11月27日(日)、近隣の中萩小学校グランドで、中萩校区防災訓練が実施された際に、15名程度の生徒が参加し、公民館や連合自治会の方々と各ブースを担当した。また、その生徒たちが、12月11日(日)の校内防災学習会で簡易水洗トイレ、段ボールベッド、土のうづくりの説明を行った。
② 地域のものづくりや産業遺産に係わる教育
新居浜市委託事業「ものづくり人財育成推進業務」と連携し、1年生を対象にものづくりについての講演会を5回、地域の文化施設見学を1回行った。また、12月1日(木)に1年生を対象に、画家「石村嘉成」さんに出前授業をしていただいた。
③ 新居浜太鼓祭りに係わる学習
10月17日(月)に校区の大人太鼓台を6台招き入れる予定であったが、雨天、グランドコンディション不良のため、実施できなかった。来年度は実施予定である。
④ 空き缶回収と空き缶壁画アート制作に関わる学習
9月から全校生徒による空き缶回収をスタートさせた。空き缶の回収を公民館など地域に依頼し、生徒会役員が回収に携わるなど、活動の範囲を広げた。今年度は、体育館塗装工事のため3月に完成予定である。今年度のテーマは、「蕾」である。

来年度の活動計画

令和元年度までの活動を基本的に踏襲する形で計画が進んでいる。コミュニティ・スクールとなり、中萩中学校として、地域の様々な活動に参加・協力してきた。
令和5年度は、地域の様々な活動において、より自主的・主体的な活動に中学生が参画することで、持続可能な社会を目指し、地域に期待され、地域に貢献できる人材の育成に努めたい。