2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康

本校は「モノづくりは人づくり」をテーマに掲げ、モノづくりを通じて、あるいは働くことを通じて社会に貢献することを大切にしています。そうした中でESD及びSDGsに関する取り組みを意識的に日頃の教育活動で行っています。SDGsのロゴを教員間で共有し、教材プリント等に提示し、学校での学びが社会の課題解決につながっていることを伝えています。

また、外部講師の招聘や、校外学習を活用するなど日頃の学びを深める取り組みを行っています。しかし、昨今のコロナ禍で実施ができなかった活動が多かったことは残念です。以下、2021年度の活動の一部を紹介いたします。

【家庭科 ライフデザイン】

今年度実施ができなかったが、高齢者交流授業や赤ちゃん交流授業を毎年行い、異世代との交流を通じて自らのライフプランを具体的に考える授業を行っています。

【機械科】

社会貢献活動として、福祉協議会の車いすを定期的に無償で点検する活動を行っています。

課題研究では、コロナ禍であることから密を避ける目的とカーボンニュートラルの観点から着想した水陸両用自転車の作成を行った。これは地元の新聞にも取りあげられました。また、同じく課題研究で「たたら製鉄」を行う製鉄炉の作成を行うなど、質の高い教育を行いました。

夏休みには有志により、室内のCO濃度表示装置の作成を行いました。

【電子機械科 航空宇宙】

航空機産業で活躍してきた講師を外部よりお招きし、航空宇宙産業の最先端について学ぶ授業を行っています。校外学習として、県営名古屋空港へ赴き、空の輸送産業の現場見学を行いました。産業の基礎と技術を学ぶことを大切にしている本校ならではの学校設定科目です。

【自動車科 デザインコース】

環境問題、エネルギー問題などの世界の課題解決を自動車のデザインから考えました。世界の情勢をから、生徒それぞれがもつ課題を解決するための自動車のデザインを考えました。

【社会科 時事問題研究】

毎時間SDGsを問題設定の視点に据え、現代社会の多様な問題を生徒自身が考え、意見交換をする授業を行っています。コロナ禍のため、外部から講師を招いての授業や、制服リユースプロジェクトができていない状況です。

【社会科 地域研究】

例年であれば名古屋市都市センターや大学と連携して、地域の企業を訪問し、現場の声を聞くことを行っていたが、今年度はコロナ禍の影響により中止となりました。

【環境技術科】

名古屋最後の干潟である藤前干潟を訪れ、環境問題を考えました。コロナ禍のため、ごみ処理場の見学は実施できなかったが、現場を実際に見ることで教室だけでは実感できないことを学ぶ学習を大切にしています。

【環境技術科 分析コース】

食品の安全について考えるため、中央卸売市場見学し、どのように安全が保たれているのか現場見学を行いました。

【電気科】

例年であれば発電所・変電所の見学を行い、エネルギー問題について現場で学習を行うが、今年度はコロナ禍のため、残念ながら行えていません。

 

今年度もコロナ禍の影響により、多くの活動に制限がかかり、例年のように活動が行えませんでした。課題としては、このような状況の中、どのように現場の空気感を得、密を避けながら実習を行うか、また外部講師の授業を実施できるかを考えることだと考えます。

 

来年度の活動計画

コロナ禍の影響により、大幅に活動計画が変更する可能性があります。

4月 始業式講話(ユネスコスクールの理念と本校の取り組みに紹介)

それぞれの授業でSDGsの紹介

6月 防災訓練と講話

10月 学校祭(モノづくりの技術を活かして、地域の人と交流する)

11月 人権講話

1~3月 各学科まとめ 各学科報告会など