2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解, 福祉

①見附市に伝わる「草薙龍伝説」を受け継ごうと、全学年で「草薙龍」にかかわる学習を行った。1、2年生では、生活科の学区探検の中で、河川敷の桜並木の美しさに触れ、刈谷田川の景観を楽しんだ。3、4年生では、刈谷田川が氾濫した姿を模した草薙龍とスサノオノミコトとの戦いを劇化し、保護者や地域の人に向けて講演した。地域に伝わる伝統に、子どもが主体的にかかわることを通して、地域の一員としての自覚や、地位に対する誇り、地域にかかわろうとする態度を養うことができた。

②5年生では、「刈谷田川」を舞台に防災学習に取り組んだ。スローロープ体験やEボート体験、搬送体験などの体験学習を通して、自分自身の身を守るとともに、周りの人を助ける術と、助け合うことの大切さを学んだ。

③6年生では、見附市に伝わる「草薙龍」を、英語を使って演じることを通して、外国語でコミュニケーションを図る楽しさを味わった。また、「1年生にも伝わるようにするにはどうすればよいか」と、自ら課題をもち、解決しようと仲間とかかわる姿が見られた。

④6年生では、新潟県介護福祉士会から講師を招き、介護福祉士の仕事について学んだ。その中で、「高齢者疑似体験」を行い、お年寄りの大変さや苦しさを経験し、相手の立場に立って考えることの大切さを学んだ。そして、周りの人を支え、助けられる人になりたいと、将来の自分の在り方について考えるきっかけとなった。

来年度の活動計画

①地域に伝わる「草薙龍伝説」を基軸とし、各学年で地域とかかわる学習に取り組む。1、2年生では、「生活科の学区探検」や「国語の昔話調べ」と関連させ、地域への関心を高めていけるようにする。3、4年生では、「草薙龍伝説」について地域人材を活用しながら理解を深めていく。また、草薙龍の劇化を通して、伝統を受け継ごうという態度を養い、地域への誇りをもてるようにする。

②防災スクールを実施し、地域で起こった災害について知り、防災への意識を高める。

③草薙龍の英語劇を通して、地域に伝わる伝統を更に多くの人に伝えていこうとする態度を養うとともに、外国語や異文化への理解を深める。

④委員会活動と関連を図りながら、福祉教育・ボランティア教育の充実を図る。