2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 持続可能な生産と消費

①例年、見附市に伝わる「草薙龍伝説」を受け継ごうと、全学年で「草薙龍」にかかわる学習を行ってきた。2年生は、生活科の学習で刈谷田川沿いを歩いて探検した。3、4年生では、刈谷田川が氾濫した姿を模した草薙龍とスサノオノミコトとの戦いを劇化し、保護者に向けて講演した。地域に伝わる伝統に、子どもが主体的にかかわることを通して、地域の一員としての自覚や、地域に対する誇り、地域にかかわろうとする態度を養うことができた。

②5年生は、社会科で米作りについて学び、防災の観点からも水田が大切なことを知り、米作りを体験したいと願いをもった。農家の方にお願いして田植え・稲刈り体験を行い、米作りの大変さや米のありがたさを実感した。多くの人に地元のお米を食べてほしいと願いをもち、米販売も行った。さらに、昔は稲藁を使って新年の初めに五穀豊穣を願うさいの神を行っていたことを知り、自分たちも地域の人々を元気にしたいと願いをこめて、学校でさいの神を行った。

③6年生は、学校の創立150周年記念をお祝いしようとプロジェクトを立ち上げた。活動を進める中で、地域の方から話を聞き、学校や子どもたちへの思いを聞いたり、学校の歴史を学んだりした。プロジェクトでは、大掃除や校歌練習、学校へのプレゼント作り等の活動や150周年記念集会を企画し、全校児童と協力して行った。プロジェクトを通して、学校や地域を大事にしていこうという気持ちを高めることができた。

④ボランティア教育の充実としては、環境ボランティア委員会が校内ボランティアを積極的に計画し、多くの全校児童が活動に参加した。誰かのために活動することのよさを実感し、ボランティア活動への意欲を高めることができた。

来年度の活動計画

①地域に伝わる「草薙龍伝説」を基軸とし、各学年で地域とかかわる学習に取り組む。1、2年生では、「生活科の学区探検」や「国語の昔話調べ」と関連させ、地域への関心を高めていけるようにする。3、4年生では、「草薙龍伝説」について地域人材を活用しながら理解を深めていく。また、草薙龍の劇化を通して、伝統を受け継ごうという態度を養い、地域への誇りをもてるようにする。

②防災スクールを実施し、地域で起こった災害について知り、防災への意識を高める。

③地域のためにできることを考え、実践し、地域を大事にしていこうとする気持ちを高める。

④委員会活動と関連を図りながら、福祉教育・ボランティア教育の充実を図る。