2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 平和, 人権, 貧困

本校は、「豊かな心を持ち、学び続ける」を教育の柱とし、各種の実践を通し、「人権の視点から生きる力」と「平和の視点から生きる力」の育成を目標として取り組んでいる。

具体的には、例年10月末に開催している「演劇発表会」での学級劇を作り上げる活動の中でのESDに関わる「学び」を柱に、①「人権に係わる学習」、②「平和に係わる学習」③「文化多様性に係わる学習」を行った。

①人権に係わる活動

約半年をかけて取り組む学年劇の活動の中で、6月には脚本の選定を行い、各学級で脚本を読み込むことで、テーマとなっている「人権」をはじめ「平和」や「国際理解」について、時代背景や登場人物の生き方などから考え、話し合いう活動を行っている。その上で、各々がキャストからスタッフまでの役割を担い劇づくりを進めた。また、車椅子マラソンに取り組んでいる講師を招いての、講演会も開催した。

②平和に係わる活動

来年度の修学旅行では、広島を訪問しての「平和学習」を予定し、事前学習となる取り組みを実践してきた。特に、広島から講師を招聘し、原爆について話をしていただくことで、来年度への活動意欲が大きく膨らんだ、現在、広島の現実を知ることが、今後の生徒個々の平和への取り組みにつながるよう取り組んできた。

③文化多様性に係わる活動

各学級で、英語の授業を活用し、クイズ形式で世界の現状(言語、教育、経済など)について考え、認識する活動を行っている。世界の中での日本について知る機会となるとともに、多様性を身につける機会となっている。

来年度の活動計画

来年度も、10月末の演劇発表会へ向けての取り組みを計画している。特に、外部人材の活用を積極的に推進し、多方面から、人権や平和についての刺激が得られる環境作りを行う。

修学旅行では、広島訪問を予定している。コロナ禍ではあるが、原爆記念館への訪問や、今年度、講演いただいた講師の方との対面も生徒にとって大きな期待となっている。学んだことを全校で共有し、さらに平和について考える機会としたい。