2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 貧困, その他の関連分野

(1)活動の概要

当校の教育目標は「自主と協和の精神に富んだ、社会に役立つ勤労人となりましょう」である。その実現に向け、ESD(持続発展教育)の実践を通して、様々な考え方や文化との積極的な交流により、自らの考え方や文化を再認識し、互いに尊重したり互いのよさに学ぼうとしたりする態度の育成を目指している。

具体的には、環境教育、国際理解教育を柱に、①自然との共生に関わる活動、②貧困削減に向けた取組、③世界平和に向けた活動、④国際理解のための取組を行った。

①自然との共生に関わる活動

ア 花テラスボランティア:緑化委員会を中心に学区内の緑化センターや長岡駅前で、花壇づくりや花がら摘み等を行った。

イ クリーン作戦:学校周辺のゴミ拾いや落ち葉拾いを行い、身近な環境について考える機会とした。

ウ ゴミ削減運動:学級内にゴミ箱を設置せず、自分の出したゴミは自宅に持ち帰ることによりゴミ削減の意識を醸成した。

②貧困削減に向けた取組

ア ベルマーク回収:ベルマーク協会を通じて、学校備品を購入したり、友愛援助事業に寄付したりした。毎年約3万点を集めている。

イ 古紙回収:教室ごとに古紙回収袋を設置し、教室で出た古紙を回収した。回収された古紙は、再生可能紙として市の委託業者が回収している。

③世界平和に向けた活動

2年生の総合的な学習の時間に平和学習を行っている。戦争体験者から御講演をいただいたり、修学旅行で広島を訪問し、地元の中学生や高校生とパネルディスカッションを行ったりするなど、多様な活動に取り組んでいる。今年度は長岡空襲体験者から当時の話をインタビューし、映像に残す「アーカイブ作成」や平和学習のまとめとして、劇を行い、平和の尊さや戦争の悲惨さなどを地域に発信している。

④国際理解のための取組

今年度、2年生が長岡市国際交流センターと連携し、ハワイホノルルミリラニ中学校とオンラインを介して、国際交流を行った。長岡市と姉妹都市であるハワイホノルルの中学生とともに平和について意見交換を行ったり、お互いの文化について意見交換を行ったりした。

来年度の活動計画

例年どおり、環境教育、国際理解教育を柱に、①自然との共生に係わる活動、②貧困削減に向けた取組、③世界平和に向けた活動を行う。
また今年度SDGS掲示板を作成し、活動の様子を可視化し、現在取り組んでいる内容を明全校に周知できるようにした。

① 自然との共生に関わる活動

花テラスボランティア、長岡花火清掃ボランティア、ゴミ出しボランティア、クリーン作戦

② 貧困削減に向けた取組

ベルマーク回収、古紙回収、生徒総会などのタブレット活用(ペーパーレス化)

③ 2学年での平和学習

生徒会本部考案の南中学校オリジナルユネスコキャラクター「ゆねすこん」「たねねん」を活用し、ユネスコスクールとしての活動を校内外にアピールしていく活動を増やし、意識の定着を図りたい。

④ ジェンダーレスに向けた取組

来年度より、委員会メンバーの男女の人数規定を廃止したり、靴のカラーを男女別ではなく、統一する。