2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校では、ESDの実践の中で自ら考え、行動できる生徒の育成に努めている。
ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野のうち、特に②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル、
③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重に重点を置き、国際理解や地域に根差した活動に取り組んでいる。
「総合的な探究の時間」「国際交流行事」「ユネスコ部の活動」を中心に、以下の活動を行った。

①総合的な探究の時間
◎持続可能な街づくりをテーマに、地域の事業所や施設と連携してSDGsにかかわる課題に取り組んでいる。
活動を通して、地域の抱える課題や可能性、また自分と地域・社会の課題との接点に気づき、自らの生活や
社会について考え、行動に結びつけることを目的としている。
・海外のフェアトレード団体との交流を通じて、現地の状況やフェアトレードについて学習し、自らにできる
ことを考え、共有する。
・飢餓などの課題に取り組んでいる方々の話を聞き、行動につなげる。

②国際交流・国際理解
◎国際交流を通して、多様な文化および自らの生きる社会・文化への理解を深め、自分を含めた多様な他者を
尊重することを学ぶことを目的としている。
・オーストラリアの姉妹校交流(メッセージ交換など)
・韓国の姉妹校(ユネスコスクール)との交流(オンライン)および訪問準備
・1,2年生国際理解行事(海外にルーツを持つ方や海外での生活・仕事の経験がある方から話を聞き、社会
や文化の多様性を学ぶ)
・長期留学生の送り出し
・短期留学生の受け入れ

③ユネスコ部
・大阪・関西ユネスコスクールネットワークのESD/SDGs学び合い交流会に参加
・エコキャップ運動
・地域の小学校との交流(ユネスコの考え方を伝える)

④その他、教科における取り組みなど
・国語科や英語科において、SDGsなどを取り上げ、生徒が問題解決を考える授業を実施

来年度の活動計画

基本的に2022年度の活動を継続して行う予定である。
今後については、現在の活動・取り組みを中心に、各教科の取り組みなどを含めた学校全体の教育活動をユネスコの活動を
軸に結びつける。文化遺産を有し、地域の活性化に取り組む学校周辺地域の特色もあるため、地域に根差し、地域と連携し
ながらの学びを継続する。ユネスコスクールの一員として韓国の姉妹校との学び合い、大阪・関西の地域ネットワークへの
かかわりなど、学校間ネットワークとしての学びの機会を重視し、継続する。