2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 健康, 食育

今年度は、①総合的な学習の時間、各教科、特別活動を通して理解を深めてきた。身近な伝統芸能・国際理解・福祉・食育・環境への取組の継続とその課題解決のために「つながり」「関わり」を尊重した行動を考えさせる。②「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標から自分たちに何ができるかを考え、その達成のための継続的な取組の過程で「将来に負担を残さず、問題を先送りにせず、よりよい未来をつくる」という意識を育てる。③青少年赤十字(JRC)加盟校としてJRC活動で培った人道の心を、①②の取組の過程で意識させ、児童の「気づき」を大切にし、「考え、実行する」児童の育成に努める。これらを目標として、新型コロナウイルス感染予防に努めながら取組を実践した。①の伝統芸能分野では、3年生が地域に伝わる「ザイ踊り」を学び、2学期末に保護者への披露会を実施した。国際理解分野では、海外を知る上で日本の文化を知るために「雅楽」の出前授業を実施した。5・6年生合同で、「SDGsサミット101」を開催し、市内の古紙回収業者の国際支援活動を学ぶとともに、同社のカンボジア支店とリモートでやりとりを行い、途上国であるカンボジアのごみ問題や教育問題を考えた。福祉分野では、高齢者の感染防止を考慮して、ユネスコ委員会が交流用DVDを作成し、老人ホームへ贈ることにした。食育分野では、5年生が地域の農家と連携して野菜の栽培活動や食料自給率などについて考を深めた。環境分野では、4年生が近隣商業施設のIKEAへの見学を実施し、ESDについて知識を広めた。②においては、児童会が発信する「プロジェクトシート」を活用した活動を行った。各委員会が自分達にできることをできる範囲で考えた。ペットボトルキャップの回収活動、節水・節電などに取り組んだ。③においては、全校一斉のシェイクアウト訓練をきっかけにして、低学年のJRCリーダーによる防災啓発活動や高学年のJRCリーダーによる新型コロナウイルス感染防止対策として「コロナウイルス情報隊」が結成され、毎日感染情報を発信した。ユネスコスクールとしての取組を継続できている。

 

来年度の活動計画

これまでの活動は、継続できている。SDGsについては、目標を小学生向きに低学年でも分かりやすく解説を加える必要性があるが、来年度も継続して実践していくことで、定着図る。新型コロナウイルスの感染防止対策をしつつ、これまでの活動を形を変えてざるをえないとしてもできるはんいで継続させたい。今年度新たに関わりをもつことができた市内の企業とは、途上国を支援する考から、カンボジアへ文房具を贈る企画の活動を始めた。これについては、定期的に来年度も継続させたい。3年生のJRCリーダーが中心となって実践している「プラスチックごみのリサイクル活動」では、ごみでオブジェを作成中であり、完成すれば校内に展示して、海洋生物を守ろうというSDGs14の啓発活動をさらに広めさせたい。できることをできる範囲で実践し、児童の視野を広げられるようにしたい。