2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

今年度は、①総合的な学習の時間、各教科、特別活動を通して理解を深めてきた。身近な伝統芸能・国際理解・福祉・食育・環境への取組の継続とその課題解決のために「つながり」「関わり」を尊重した行動を考えさせる。

②「持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標から自分たちに何ができるかを考え、その達成のための継続的な取組の過程で「将来に負担を残さず、問題を先送りにせず、よりよい未来をつくる」という意識を育てる。

③青少年赤十字(JRC)加盟校としてJRC活動で培った人道の心を、①②の取組の過程で意識させ、児童の「気づき」を大切にし、「考え、実行する」児童の育成に努める。

これらを目標として、新型コロナウイルス感染予防に努めながら実践した。

①の伝統芸能分野では、3年生が地域に伝わる「ザイ踊り」を学び、2学期に保護者や低学年への披露会を実施した。国際理解分野では、異文化共生社会を創るという目的で、他国の文化について調べて分かったことを保護者や他学年に発表した。福祉分野では、高齢者への感染防止を考慮して、文化委員会が交流用DVDを作成し、老人ホームへ贈ることにした。食育分野では、地域の農家の方に学校へお越しいただき、食の大切さを学び、考えを深めた。環境分野では、4年生が近隣商業施設のIKEAの方に学校へお越しいただき、ESDについて知識を深めた。②においては、児童会が発信する「プロジェクトシート」を活用した活動を行った。各委員会が自分たちにできることをできる範囲で考えた。トイレをきれいに使うための啓発活動、花壇へ花を植える活動などに取り組んだ。③においては、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策として、「コロナウイルス情報隊」が給食の時間を利用して、感染情報を発信した。そして今年度は、日本赤十字社の方に学校へお越しいただき、赤十字と本市とのつながりについて学んだ。また、委員会活動を行っている5,6年生全員がJRCリーダーとして、気づき、考え、実行していった。

目標を掲げた①②③は、共通する部分も多く、ユネスコスクールとしての取組を継続できている。

来年度の活動計画

これまでの活動は、継続できている。SDGsについては、各学年に応じた目標を掲げながら、来年度も継続していくことで、系統的に活動できるようにしていきたい。

新型コロナウイルスの感染防止対策をしつつ、できることをできる範囲内で継続させたい。

今年度は、5、6年生全員がJRCリーダーとして活動してきた。来年度も5,6年生を中心に、できることをできる範囲内で実践し、児童の視野を広げていきたい。