2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

本校は、学校教育目標「人格を高め、社会に貢献できる生徒の育成」として、目標達成に向けて、特色ある学校づくりを進めている。

取組の方針として次の3点を掲げて、活動をしていく。

〇日々の授業を大切にし、確かな学力と生きる力を育てる学校

特別教育支援教育に視点を置いた授業実践とICTを活用した個に応じた指導を推進する。

〇人格を高め、道徳的実践力を育む学校

善行を表彰し、ボランティアスピリットや道徳的実践力を育む。

〇地域や日本の伝統文化を学ぶ、文化の香り高い学校

長浜曳山祭など、地域の伝統芸能、文化、茶道や和楽器などの日本の伝統文化に親しみ、品位を高め、郷土に誇りを持ち、国際社会に貢献できる生徒を育成する。

具体的な取組

(1)伝統文化学習活動

○1年曳山文化教室(年間20時間)

 世界無形文化遺産に指定された曳山祭について、曳山博物館・曳山祭伝承委員会の方々を講師として学習をした。

第1講 曳山山車蔵見学 第2講 曳山博物館見学 第3講 曳山祭体験(裸参り、籤取り式) 第4講 伝統工芸「蒔絵」体験

(2)2,3年伝統文化学習(2年15時間、3年20時間)
今年度で13年目となる伝統文化学習講座は、今年度、箏(そう)、尺八、茶道、書道、花道、剣舞歌謡舞、日本歌曲、地域の歴史語り部、囃子(しゃぎり)の9講座を開設し、2年生10月より3年生5月までの期間に受講した。令和元年6月8日(土)に伝統文化学習発表会を行い、1年間の学習の成果を保護者・地域の方々に向けて発表した。

(3)社会貢献活動
・長浜花火大会清掃ボランティア

8月5日(月)に実施された「長浜花火大会」の翌朝6時30分より開催場所である長浜豊公園内のごみ拾い清掃を行った。当日は市役所の呼びかけで集まった地元自治会ボランティアなど大勢の大人に混じって、本校生徒527名中460名が参加した。

・「トイレ掃除に学ぶ」活動

 11月30日(土)8時より11時まで、「滋賀トイレ掃除に学ぶ会」の方々を講師に迎え校舎内のトイレを磨く取組を行った。参加生徒は165名で、熱心に便器を磨いた。作業後には、全体で振り返りを行い、トイレ掃除から学んだことを発表し、今後の生活について考えることができた。

来年度の活動計画

来年度も地域の中の学校という位置づけを大切にし、学校運営協議会・学校支援地域本部「We love西中」と緊密に連携をしながら、地域の伝統行事・伝統文化に触れて交流をしていく活動を続けていく。

(1)伝統文化学習・曳山文化教室

 今年度の講座を引き続き行い、日本・地域の伝統文化の体験学習を通して日本や郷土について考え、生徒自身のアイデンティティを育成する。

(2)ボランティア活動

生徒会活動の柱として「花火大会清掃」や世界無形文化遺産「曳山祭り」に関わるいくつかの地域行事へのボランティア活動を積極的に行い、地域との交流や互いに支えあう精神を育成する。