2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

本校の学校教育目標は「人格を高め、社会に貢献できる生徒の育成」である。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、下記の学校、生徒の育成を目指した。
●人格を高め、道徳的実践力を育む学校
道徳教育や人権教育の充実を図り、体験学習等を通して、ボランティアスピリットや道徳的実践力を育む。
●地域や日本の伝統文化を学ぶ、文化の香り高い学校
長浜曳山祭など、地域の伝統芸能、文化、茶道や和楽器などの日本の伝統文化に親しみ、品位を高め、郷土に誇りを持ち、国際社会に貢献できる生徒を育成する。
具体的には①伝統文化に係わる学習、②人権教育に係わる学習、③防災教育に関わる学習、④社会貢献に係わる活動を行った。その中からいくつか特色ある活動を紹介する。
◆1年曳山文化教室(年間20時間)
世界無形文化遺産に指定された曳山祭について、曳山博物館・曳山祭伝承委員会・若衆会の方々を講師として学習をした。
第1講 曳山山車蔵見学 第2講 曳山博物館見学 第3講 曳山祭体験(裸参り、籤取り式) 第4講(2月予定) 伝統工芸「蒔絵」体験
◆2,3年伝統文化学習(2年15時間、3年20時間)
箏(そう)、尺八、茶道、書道、花道・手芸、剣舞歌謡舞、日本歌曲、地域の歴史語り部、囃子(しゃぎり)、伝統工芸講座の10講座を開設し、各講座に分かれて学習した。3年生は、昨年度から学習した成果を5月に発表した。
◆防災学習
・自衛隊員を講師に、応急担架の作り方・ロープワークについて学習した。
・消防署員を講師に、応急手当・救急救命について学習した。
・社会福祉協議会の職員を講師に、「避難所運営ゲーム」と防災について学習した。
◆長浜花火大会後の清掃ボランティア
「長浜花火大会」が未告知での分散実施となり清掃ボランティアを中止することとなった。

来年度の活動計画

地域の中の学校という位置づけを大切にし、学校運営協議会・学校支援地域本部「We love西中プロジェクト」と緊密に連携をしながら、地域の伝統行事・伝統文化に学ぶ学習を続けていくとともに、道徳教育や人権教育の充実を図り、体験学習等を通して、ボランティアスピリットや道徳的実践力を育む。
①伝統文化に係わる学習、②人権教育に関わる学習、③防災教育に関わる学習に取り組む。また、生徒会活動の柱として「花火大会後の清掃」や世界無形文化遺産「曳山祭」に関わるいくつかの地域行事へのボランティア活動を積極的に行い、地域との交流や互いに支えあう精神を育成する。