2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

本校では、「関わり」「つながり」を大切に、「思考力」を育むという基本的な考え方(杜の里ESD)のもと、身近な自然、里山、歴史都市金沢・・・と関わる中で、自分を含む様々なものとのつながりを感じて、考え、伝えていく実践に取り組んだ。

 1年生は、アサガオを使って、押し花やリースづくりをしたり、近くの公園でとれるドングリや松ぼっくりを使っておもちゃを作ったりした。季節を感じる遊びを楽しみ、年長さんとの交流をした。

 2年生は、畑や自分の植木鉢でナス、ピーマン、ミニトマトなどの夏野菜を育てた。畑は教室横にあるので、毎日成長の様子を観察し、水やりや支柱立てをするなどのお世話をした。

 3年生はNPO杜の里の方と一緒にホタルの飼育、放流の経験をした。ホタル博士を招いてお世話の仕方を教わり、昼休みに隣のNPOまで行き、お世話をした。11月には、学校近くの小川に放流している。

 4年生は、金沢の偉人調べや伝統工芸の学習をした。金沢には偉人がたくさんいることや、伝統工芸では九谷焼や金箔を扱って、色付け、金箔貼の体験をした。

 5年生は、里山棚田での米作り体験をした。田植え、稲刈りの体験をし、収穫したたくさんのお米で家庭科の調理実習も行った。

 6年生は、市内の歴史的な場所を観光ガイド「まいどさん」とともに探検して金沢の魅力をまとめ、東京目黒区中根小6年児童と自分たちで金沢を案内するなど交流した。

 今年度は中根小学校との交流をはじめ、年長さんとの交流や、ホタルを通した地域の人との交流など自分たちの学習したこと、考えたことを他へ発信する活動が充実してきた。

 来年度はさらに、今年度設置したユネスコ掲示板を活用し、活動の見通しを持つような手立てを考えていきたい。

来年度の活動計画

触れる、調べる、関わる、伝える(発信する)の手順を意識して次の各学年の活動を行う。
1年:身近な自然との関わり、2年:身近な自然との関わり、3年:伝統文化に触れる、4年:伝統工芸に触れる、5年:里山体験、6年:歴史都市金沢の発信
各月の計画は次のとおり
4月 テーマを知る
5月 テーマについて課題を持つ
67月 課題について調べる
9月 調べたことを交流する
10月 調べたことを吟味してさらに調べる
11月 もりもり発表会準備
12月 もりもり発表会
1月  ふりかえり
2月  来年度に向けて
 もりもり発表会で下学年に自分たちの学習を伝えるとともに、目黒区中根小学校をはじめ、地域への発信に注力していく。