- しゃかいふくしほうじん せいあいがくしゃ もみのきほいくえんきぼうがおか
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社会福祉法人 聖愛学舎 もみの木保育園希望丘
- Mominoki Nursery School Kibougaoka
- 種別その他(例:認可保育所等) 地区関東地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒156-0055 東京都世田谷区船橋4-29-8 |
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電話番号 | 03-5787-7807 |
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加盟年 | 2022 |
2023年度活動報告
環境, 持続可能な生産と消費
本園は「ESD活動」を通して幼少期より持続可能な社会を構築する教育を保育中の子どもの姿から拾い上げ、子どもが自ら考えて、新たな価値観や行動を生み出す活動を行いました。
1.国際理解にかかわる活動
ワールド・ビジョン・ジャパン派遣授業では、サマリアでの「水・栄養」の話を聞く。食料や水が確保できず、餓死してしまう自分たちと同じ年齢の子どもがいること、飲める水がなくて病気になってしまう子どもについて知り、どんなことができるかを考えるきっかけになった。子どもからは「勉強はできるのか?」「困ったら誰が助けてくれるのか?」「家族はいるのか?」と自分たちの日頃の生活と比べることで、自分の置かれている環境のありがたみに気付いていた。世界で起きている問題を他人ごとではなく、自分事としてつなげて考えながら、電気を消したり水をこまめに止めたり、給食に対する思いも変わっていた。
2.環境、資源に関わる活動
紙を水遊びで水に溶かしたことをきっかけに「紙作り」の活動に発展する。紙を作るために、子どもたちと意見を出し合って色々な素材(石や葉っぱ、木、木のみ)を集めて、道具(ミキサー、すり鉢、プレートなど)で素材を小さくして乾かしていった。作るまでの工程が長いことから、子どもたちは「紙を作るには時間も手間もかかる」ということに気付いた。また、今までは紙をすぐに捨てたり、破いたりしていた子どもたちだったが、活動を行っていく中で「紙は自分たちを楽しませてくれる大事なもの」ということに気付き、大切にしようとする姿勢が2歳児ながらに見え始めている。一緒に活動をする大人、その話を聞いた保育者も、紙が何からできているのか、どうやって作るのかといったことを考えるきっかけとなり、園全体として資源という点への関心が増す出来事となった。
来年度の活動計画
「平和・人権にかかわる活動」「環境に関わる活動」など子どもが興味を持ったタイミングで活動を展開していく。子どもたちが解を導きだすために、情報を集める、他者と意見交換をする、実際に試すという過程を大事にして、大人も一緒に自分事として活動を経験していく。世界中で起きていることを他人事と捉えるのではなく、自分たちにできることは何かを考えることからはじまり、実際に行動していきたい。