- しゃかいふくしほうじん せいあいがくしゃ もみのきほいくえんきぼうがおか
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社会福祉法人 聖愛学舎 もみの木保育園希望丘
- Mominoki Nursery School Kibougaoka
- 種別その他(例:認可保育所等) 地区関東地区
- 主な活動分野登録なし
| 所在地 | 〒156-0055 東京都世田谷区船橋4-29-8 |
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| 電話番号 | 03-5787-7807 |
| ホームページ | |
| 加盟年 | 2022 |
2025年度活動報告
生物多様性, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困
3歳児:継続的な活動の中で、「こびとをおびき寄せるために、温かいおにぎりを作りたい」という声が子どもたちから上がった。日頃何気なく口にしている白いご飯が、米を洗い、炊き上がるまでに時間がかかり、人の手や機械の力を必要とすることを、実体験を通して知る機会となった。また、「ほかほかのご飯はごちそうだ」という子どもの言葉から、日常的においしい食事を食べられていることへの実感や気づきがうかがえる。自分たちで作って食べる経験を通し、食べることの喜びや、豊かな生活の中で過ごしていることへの満足感が育まれていった。さらに、調理員などの専門職への興味が広がり、食事を支えてくれる人の存在に目を向ける姿も見られ、人とのつながりへの気づきへとつながっていった。
4歳児:石をテーマにした活動を行った。日頃あまり意識して出会うことのない石だが、一つとして同じ形のものはなく、それぞれに異なる魅力があることに子どもたちは気付いていった。生活の中で直接使用する機会はほとんどない存在である石も、遊びに取り入れることで、その役割や用途に目が向けられるようになり、「上に置いて物をおさえる役目がある」といった発見につながった。こうした気づきは、「この世に無意味なものはない」という考えへと広がり、一つひとつの物を大切にしようとする気持ちを育んでいった。さらに、出かけた公園で石の形や色の違いに目を向ける中で、石のマップを作り上げる姿も見られ、自分たちが暮らす環境や、そこに積み重なってきた時間や過去へと思いを馳せる経験へとつながっていった。
5歳児:園の屋上をより良い空間に変えていくプロジェクト活動に取り組んだ。園全体で使用する場所であることから、自分たちの思いだけでなく、通っている子どもや保護者や保育者、園を訪れる人の姿を想像しながら計画を立て取り組む姿が見られた。話し合いの中では、「お花の門を作りたい」「野菜がよく育つ場所にしたい」「鳥を呼びたい」といった思いが中心となった。特に鳥を呼ぶためには、生態を調べたり、生き物が住みやすい環境について考えたりする姿が見られた。その中で、「小さな声で遊んだほうが良い」「自分たちが育てた野菜を与える」といった意見が出され、生き物と共生していくためには自分たちの行動を変える必要があることにも気付いた。また、花や野菜についても、「夏の間はこまめに水やりをする」「野菜はいつ収穫するのか」「採れた野菜をどうするのか」など、子ども同士で多くの意見交換が行われた。作って終わりではなく、より良い状態を維持していくために何ができるのかを考える意識が育まれていった。さらに、屋上が本当により良い空間になっているかを何度も見直す姿も見られた。同じ目的をもってクラスで行動する中で、互いの良さに気付き、得意なことを生かし合い、苦手なところを補い合う関係性の深まりも感じられた。




来年度の活動計画
・子どもを取り巻く環境には、食事・生物・環境・国際理解・生産など、生活に欠かせない多様な要素がある。日々の活動の中で、これらの視点がどのように関わり合っているのかを職員間で共有し、より広い視点をもって保育を行う。
・異業種や地域の方との交流の機会を大切にする。多くの人との関わりによって自分たちの生活が支えられていることを実感し、子どもたちの気づきや視野の広がりへとつなげていく。
・子ども同士の対話や職員同士の対話など、意見を交わし合う場を積極的に設ける。多様な価値観に触れながら、他者とともに生活をつくり上げていくことの良さを感じられるようにする。
