2018年度活動報告
本年度の活動内容
福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康
本校は、「地域とつながり 未来へはばたく みやにし(人・文化・自然)」を活動テーマとして、ESDをふるさと愛と捉え、ESDの実践を通して、地域を愛し、やさしさとたくましさを兼ね備えた持続可能な社会づくりに貢献する人間(市民)の育成を目標とした。
具体的には、ふるさと学習を柱に、①ふるさとの歴史・文化に関わる学習、②人との出会いやつながりを大切にした交流・体験に関わる活動、③豊かな感性と表現力の育成に関わる教育を行った。
① ふるさとの歴史・文化に関わる学習
宮西校区には地域の人々によって守られ、受け継がれてきた古くからの伝統や文化が多く残っている。5月には全校児童が地域に伝わる「口屋音頭」を地域の方に教えていただき、運動会で楽しく踊ることでふるさとへの思いを深めた。6月には2年生が町たんけんを行い、地域の人々と触れ合いながら、そのよさや秘密を見つけた。11月には4年生が別子銅山記念館で説明を聞いたり、旧広瀬邸を見学したり、マイントピア別子の体験型施設で活動することを通して先人の偉業や別子銅山の歴史、様子について理解を深めた。
② 人との出会いやつながりを大切にした交流・体験に関わる教育
宮西小では、中庭にあった丸池を数年前から田圃として活用している。5年生は1年間に渡って、地域の指導者に、米作りの学習会・田植え・稲刈りと、指導していただき、共に米作りをする喜びを味わった。また、田圃が中庭にあることで、全校生徒が折に触れ稲の生長を目にし、自然を感じることもできた。
③ 豊かな感性と表現力の育成に関わる教育
月2回程度、朝の時間に、公民館が中心となって募集した地域ボランティアの方々と保護者が各教室を訪れ、読み聞かせをしてくださっている。児童は地域の方に親しみをもちながら、さまざまな種類の本と出合うことで、幅広く読書に親しむ態度が育っている。
来年度の活動計画
テーマ
地域とつながり 未来へはばたく みやにし(人・文化・自然)
活動内容
1 ふるさとの歴史・文化に関わる学習
・ 郷土芸能(口屋音頭)の伝承(全校児童)
・ 昔の遊び体験(1年生)
・ 町たんけん(2年生)
・ ふるさと歴史探検(3・4年生)
・ 防災(町歩き)学習(5年生)
2 人との出会いやつながりを大切にした交流・体験に関わる教育
○ 体験活動を通した地域の方々との関わり
・ 米づくり体験(5年生)
・ 三世代交流もちつき大会(6年生)
・ 愛花人活動(3年生)
○ 縦割り班活動の充実
・ なかま遊び
・ オリエンテーリング集会
○ 中学校との連携強化
・ 小中合同によるあいさつ運動
・ 小学校児童会と中学校生徒会によるエコキャップ回収運動の推進
3 豊かな感性と表現力の育成に関わる教育
○ 読書活動の充実
・ 学校ボランティアによる読み聞かせの実施
・ 学校図書館の整備、充実
・ 学校図書館司書との連携による図書館を活用した授業(調べ学習)
○ 言語活動の充実
・ 思いを語り合う場づくり(ペア→グループ→全体)
・ 学校教育におけるソーシャルスキルトレーニングの実践