2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は、「地域とつながり 未来へはばたく みやにし(人・文化・自然)」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、地域を愛し、やさしさとたくましさを兼ね備えた持続可能な社会づくりに貢献する人間(市民)の育成を目標とした。

具体的には、ふるさと学習を柱に、①ふるさとの歴史・文化に学ぶ学習、②人との出会いやつながりを大切にした交流・体験に関わる活動、③豊かな感性と表現力の育成に関わる教育を行った。

①ふるさとの歴史・文化に学ぶ学習

宮西校区には地域の人々によって守られ、受け継がれてきた古くからの伝統や文化が多く残っている。6月には2年生が「まち探検」を行い、地域の人々と触れ合いながら、その良さや秘密を見付けた。11月には4年生が別子銅山記念館で説明を聞いたり、旧広瀬邸を見学したり、マイントピア別子の体験型施設で活動したりすることを通して先人の偉業や別子銅山の歴史、様子について理解を深めた。また、6年生が、塩の学習館の活動を通して、ふるさとへの誇りと愛着を深めることができた。12月には、地域の人を講師として、1年生が「昔の遊び体験」を行い、地域の人と関わり触れ合うことの良さに気付き、地域の人の温かさや心地良さを実感した。

②人との出会いやつながりを大切にした交流・体験に関わる活動

12月には5年生が地域に住む方にいろいろなことを教えていただきながら「防災まち歩き」を実施し、自分たちの住む地域の危険箇所や避難場所、災害時に役立つものについて考えた。また、6月と12月には、3年生が「愛花人活動」を行い、自分たちのふるさと「宮西」を美しくしようと活動した。

③豊かな感性と表現力の育成に関わる教育

月2回程度、朝の時間に、公民館が中心となって募集した地域ボランティアの方々と保護者が各教室を訪れ、読み聞かせをしてくださっている。児童は地域の方に親しみを持ちながら、様々な種類の本と出会うことで、幅広く読書に親しむ態度が育っている。

来年度の活動計画

地域とつながり 未来へはばたく みやにし(人・文化・自然)

1 ふるさとの歴史・文化に学ぶ活動

・郷土芸能(口屋音頭)の伝承(全校児童)

・ふるさと学習(塩の学習館)の見学(6年生)

・ふるさと歴史探検(3・4年生)

・まち探検(2年生)

・昔の遊び体験(1年生)

・宮西ご飯隊(5年生)

2 人との出会いやつながりを大切にした交流・体験活動

(1) 体験活動を通した地域の方々との関わり

・三世代ふれあい交流大会(6年生)

・防災 宮西レンジャー(4・5年生)

・愛花人活動(3年生)

・一人一鉢活動(1・2年生)

(2) 縦割り班活動の充実

・縦割り遊び・オリエンテーリング集会等

(3) 中学校との連携強化

・小学校児童会と中学校生徒会によるエコキャップ回収運動の推進                            

3 豊かな感性と表現力を育てる環境づくり

(1) 読書活動の充実

・学校ボランティア(保護者)による読み聞かせの実施

・学校図書館の整備、充実

(2) 言語活動の充実

・思いを語り合う場(ペア学習→グループ→全体へ)づくり

・学級活動におけるソーシャルスキルトレーニングの実践