2020年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 文化多様性, 持続可能な生産と消費, 食育
本校は従来から学校ボランティア等地域の協力を得て,総合的な学習を展開してきた。平成26年度,ユネスコスクールの認定を受けたことを機に,従来の取組をESDの観点から見直し,改めて関連付けを行った。それをESDカレンダーの形で教育課程に編成し,指導に取り組んだ。目指すところは次の二点である。①自然体験を,環境問題を考えるきっかけとし,生涯にわたって環境について考える資質や能力を身に付ける。②地域の一員であるという自覚をもち,人と関わりながら働くことに喜びを見い出せるようにする。
【活動内容例】「3年生・大根づくり」
例年は、一学期末から児童による草取り,職員の草取りと耕耘,ボランティアの方々による施肥・耕耘を行っているが、本年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、9月のボランティアの方々の指導を受けながらの種まきから活動が始まった。その後,児童は水やりを行ったり,ボランティアの方々の指導の下,間引きなど大根の世話をしたりした。これと平行して大根の成長の様子を観察し,詳細に記録していった。また,大根について調べる活動にも取り組んだ。
11月下旬,ボランティアの方々の指導の下、大根の収穫を行った。例年であれば、大根の塩漬け体験を行うが、今年度は断念した。また、12月上旬に予定されていた,収穫祭(大根の本漬け見学,おでんパーティー、ボランティアの方々への感謝状贈呈等)についても見送りとした。
【成果】
例年のような活動はできなかったが、地産地消など環境について考えを深めることができた。また,学校ボランティアなど地域の方々と主に活動する中で,地域と自分とのつながりを実感したり,様々な人とのコミュニケーションをとる能力が着実に育ったりしていると感じられた。
来年度の活動計画
3年生 「大根を育てよう!」
1 宮小支援ボランティアさんとの打ち合わせ(7、8月)
2 畑づくり
(1)児童による畑の草取り(6、8月)
(2)職員の草取り、耕耘、防草ネットはり(8月)
3 青首大根の種の観察(~9月6日)
4 JAの方の大根についてのお話を聞く会(9月上旬)
5 宮小支援ボランティアさんとの種まき(9月上旬)
6 大根調べ(観察と水やり)
7 宮小支援ボランティアさんと大根の間引き(9月下旬)
8 大根調べ(大根料理を調べる)
9 大根収穫祭に向けての準備
(1)宮小支援ボランティアさんとの打ち合わせ(11月上旬)
(2)大根実行委員の活動(11月中旬)
10 大根の漬け込み
(1)大根の収穫(11月下旬)
(2)宮小支援ボランティアさんと大根の塩漬け体験(11月下旬)
11 収穫祭(12月上旬)