2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、「心豊かでたくましい宮田っ子」を学校理念として、地域の伝統特性を生かし、知・徳・体の調和のとれた心豊かでたくましい児童の育成をめざしている。

ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の中で、「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」について本校は特に重点的に取り組み、地域を知り、地域と共に歩み、豊かに生きていく力の育成を目標とした。目指すところは次の二点である。

①自然体験を、環境問題を考えるきっかけとし、生涯にわたって環境について考える資質や能力を身に付ける。

②地域の一員という自覚をもち、人と関わりながら活動することに喜びを見い出せるようにする。

なお、目標達成のために、「宮田小学校支援ボランティア」に協力を依頼し、地域の人材を活用しながら活動をした。

 

【活動内容例】「2年生・サツマイモ栽培」

サツマイモ栽培は、6月初旬に開始。児童による草取り、宮田小支援ボランティアの方々による施肥・耕耘を行った。

6月7日(火)に、支援ボランティアの方々が説明し、サツマイモのツルを2年生児童が植えた。しばらくすると、植えたツルの半分以上が根付かずに枯れてしまった。しかし、地域の方の協力で、新しい苗をご寄附いただき、必要なサツマイモの量を確保できた。

6月24日(金)に、支援ボランティアの方々の指導で、草刈りと施肥を行った。また、サツマイモの観察を行い、地域でよく栽培されているサツマイモへの興味を高めた。

10月28日(金)に、支援ボランティアの方々と共にサツマイモの収穫を行い、サツマイモを持ち帰り、各家庭で調理を行った。

活動の終わりに感謝状を贈呈するなど、地域の支えに対する感謝の思いを表現して活動を締めくくった。

 

【成果】

サツマイモを苗から育て、消費するまでの一連の体験によって、地産地消や環境について考えを深めることができた。

また、地域の方々と共に活動する中で、地域と自分自身との繋がりを実感し、多くのボランティアの方々と接する中で、コミュニケーション能力が着実に育っていると感じられた。

 

来年度の活動計画

令和5年度活動計画
~ 地域の人材を生かした「宮田小学校支援ボランティア」と共に ~

2年生 「サツマイモを育てよう!」

1 宮小支援ボランティアさんとの打ち合わせ(4月初旬)
2 畑づくり
(1)児童による畑の草取り(4月中旬)
(2)宮田小学校支援ボランティアさんによる草取り、耕耘(4月下旬)
3 宮田小学校支援ボランティアさんとの苗植え(6月上旬)
4 サツマイモ調べ(観察と水やり)
5 宮田小学校支援ボランティアさんと草取り、施肥(6月下旬)
6 サツマイモ調べ(サツマイモ料理を調べる)
7 サツマイモ収穫に向けての準備
(1)宮小支援ボランティアさんとの打ち合わせ(10月上旬)
(2)サツマイモ実行委員の活動(10月中)
8 サツマイモ収穫(10月下旬)