2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境

本校は、「心豊かでたくましい宮田っ子」を学校理念として、地域の伝統特性を生かし、知・徳・体の調和のとれた心豊かでたくましい児童の育成をめざしている。
ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の中で、「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」について本校は特に重点的に取り組み、地域を知り、地域と共に歩み、豊かに生きていく力の育成を目標とした。目指すところは次の二点である。
①自然体験を,環境問題を考えるきっかけとし,生涯にわたって環境について考える資質や能力を身に付ける。
②地域の一員であるという自覚をもち,人と関わりながら働くことに喜びを見い出せるようにする。

【活動内容例】「3年生・大根づくり」
大根づくりは、1学期末から始まり、児童による草取り、ボランティアの方々による施肥・耕耘を行った。
2学期が始まると、青首大根の種の観察を行いながら、地域の特産品である大根への興味を高めた。本年度は、感染症対策として、地域支援ボランティアの方々が種をまく様子や種まきのコツについてインタビューしたものをビデオで撮影し、それを児童が視聴した。
その後、児童は水やりを行ったり、ボランティアの方々の指導の下、間引きなど大根の世話をしたりした。これと平行して大根の成長の様子を観察し、詳細に記録していった。また、大根について調べる活動にも取り組んだ。
11月29日(月)に、ボランティアの方々と共に大根の収穫を行った。大根を持ち帰り、各家庭で調理を行った。
3年生の活動の終わりでは感謝状を贈呈するなど、地域の支えに対する感謝の思いを表現して活動を締めくくった。

【成果】
作物を育て、消費するまでの一連の体験によって、地産地消など環境について考えを深めることができた。また、学校ボランティアなど地域の方々と主に活動する中で、地域と自分とのつながりを実感したり、さまざまな人とのコミュニケーションをとる能力が着実に育ったりしていると感じられた。

来年度の活動計画

3年生 「大根を育てよう!」

1 宮小支援ボランティアさんとの打ち合わせ(7、8月)
2 畑づくり
(1)児童による畑の草取り(6、8月)
(2)職員の草取り、耕耘、防草ネットはり(8月)
3 青首大根の種の観察(~9月6日)
4 JAの方の大根についてのお話を聞く会(9月上旬)
5 宮小支援ボランティアさんとの種まき(9月上旬)
6 大根調べ(観察と水やり)
7 宮小支援ボランティアさんと大根の間引き(9月下旬)
8 大根調べ(大根料理を調べる)
9 大根収穫祭に向けての準備
(1)宮小支援ボランティアさんとの打ち合わせ(11月上旬)
(2)大根実行委員の活動(11月中旬)
10 大根の漬け込み
(1)大根の収穫(11月下旬)
(2)宮小支援ボランティアさんと大根の塩漬け体験(11月下旬)
11 収穫祭(12月上旬)