2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

新潟小学校は、「自分大好き 学校大好き 地域大好き」を学校理念に掲げ、ESDを教育活動の核として「自分に自信をもち、地域に誇りをもつ心豊かな子どもの育成」を目指している。
① 地域に伝わる伝統芸能「獅子舞」の継承活動の推進
平成8年度から、校区の小栗山不動院に350年以上前から伝わる獅子舞を教育活動に取り入れ、今年度は27年目を迎えた。本年度も5・6年生が総合的な学習の時間に獅子舞活動を行い、小栗山の獅子舞保存会の方から指導を受けて、笛、太鼓、獅子舞、神楽舞の技術を学んでいる。12月からは4年生が活動に参加し、技と伝統が次の学年へと引き継がれる。
本年度はコロナ禍のため、例年行っている全校児童の獅子舞体験こそできなかったが、小栗山不動院大祭への参加を復活することができた。また、学習発表会の場や引継式で獅子舞を披露し、多くの保護者から喜んでいただいた。獅子舞を継承する活動を通して、「自分大好き、学校大好き、地域大好き」な新潟小学校の児童が育っていると感じる。

② 花や緑とかかわる体験活動
ア 全校縦割り班活動による花の世話
全校縦割り班で花壇やプランターの花植えを行った。環境委員会が花の種類や数を考えて各班に配当し、各班では班長が中心となって花壇のデザインやレイアウトを考えた。花植え当日は1年生から6年生までが協力して作業を行った。
イ 学校の森(「いこいの森」)を生かした体験活動
校舎脇には、児童が森の中を散策したり落ち葉や木の実を使って遊んだりと、自然に親しみながら楽しむ場である「いこいの森」がある。「いこいの森」は授業においても重要な役割を果たしており、理科や生活科、総合的な学習の時間、図工などの学習の場でもある。本年度も、樹木や草花の観察、枝や木の実、葉などを使った工作などを楽しむ児童の姿が多く見られた。

来年度の活動計画

○ESD・SDGsについて、引き続き教職員で研修を重ね、「持続可能な社会の創り手」を目指して教育活動の改善と充実を図る。
○地域の伝統芸能「獅子舞」の継承活動の充実を図るとともに、児童が主体的に取り組めるような活動になるよう、工夫していく。また、地域とともに歩む学校の教職員として、獅子舞の継承活動の意義を大切にし、児童の活動を支援する。
○学校の環境美化や花壇の整備、学校の森整備に関わって、PTAや地域との協力体制を大切にし、継続していくためのよりよい方策を探る。また、児童会活動や縦割り班活動を通して、児童が花や緑を育てる活動の意義を考え、自主的に取り組むことができるように、活動を計画する。