2022年度活動報告
本年度の活動内容
環境, その他の関連分野
本校は,「花を愛好する子どもを育てる」を花育活動のテーマとして,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して,自然物に対する愛情・愛着や環境美化を意識する力の育成を目標とした。
そのための活動として,4月に「フラワー集会」の実施や各クラスで実施する「フラワータイム」を実施した。「花との関わり」の時間を設定し,意欲の高まりを図った。花は全校が一人一苗以上育てるように計画した。学校の玄関や中庭などに花を植え,花の様子を見られるように配置した。
今年度は,1年生は,生活科との繋がりがあるアサガオを育てた。2年生は中庭にポーチュラカ・サルビアを育てた。3年生は,理科と繋がりがあるホウセンカ・ヒマワリを育てた。4・5年生は,玄関にある前庭の両サイドにマリーゴールドやベゴニアを植え,大きく育てた。6年生は学校の顔である児童玄関を担当し,花樽やプランターに花を植えた。花樽には小グループごとに,花の種類や花の配置を考え,植えた。花を育てることを通して,自然物に対する愛情や愛着を育てることができた。
また,地域のボランティアの方々からも協力いただき,花育の活動をすすめた。学校の前庭の中央には,地域の方々と飼育栽培委員会の子どもたちが一緒に活動する花壇を設定し,地域との交流を深めた。また,ボランティアの方々と飼育栽培委員会の子どもたちは,一緒につるバラを育てる活動を継続している。定期的な花の手入れは主に地域の方が担当し,普段の水やりや寒肥づくりを委員会児童が行った。この活動を通し,地域と子どもたちが思いを一つにして花への愛情や愛着を一層深めた。
子どもたちは,花の手入れをする活動を通して,集まる虫や植物の病気等の自然物・自然事象に関心をもち,愛情をもって育てる姿が見られた。また、花育の活動を通して,自然物に対する愛情・愛着や環境美化を意識する力が年々高まるとともに、地域とのコラボにより、地域の憩いの場としての関心や注目度が広がっている。
来年度の活動計画
「はないっぱいプロジェクト」
1 ねらい(教育計画 花育より)
花を大切に育てる活動を通して,花や緑に親しみ,花を愛好する子どもを育てる。
2 活動内容
<1・2年生は中庭を担当>
○1年生 一人一鉢のアサガオを栽培 ※秋に親子リース作りを学年行事で実施
○2年生 花壇に子どもが選んだ一人一苗 ※グループで大プランターに寄せ植え
<3~6年生は前庭・花樽を担当>
○3年生 ホウセンカ・ヒマワリ(前庭奥の花壇) ※収穫した種は、近隣の保育園へ寄贈
○4年生 子どもたちが選んだ一人一苗 ※マリーゴールドを3種の色別に配置
○5年生 子どもたちが選んだ一人一苗 ※ベゴニアを2種の色別に配置
○6年生 子どもたちが選んだ花(玄関プランター・花樽) ※大小数種類の花を寄せ植え
○飼育栽培委員会・地域ボランティア ボランティアの方々や子どもたちが選んだ花(前庭の中央)を3月(卒業前の一番花壇)と7月に実施
○つるバラ 7月花摘み(ボラ、子ども)、11月剪定・誘引(ボラ)、12月寒肥づくり(委員会)
3活動計画
4月 「フラワー集会」
5月~11月「フラワータイム」 ※ロングの昼休みや学活等に学年ごとに実施