2019年度活動報告
本年度の活動内容
文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等
本校は1957年にユネスコスクールに認定され、1977年に都立高校で最も早く海外帰国生を受け入れてきた。本校の教育目標はまさにESDの目指すところと重なるものであり、地球市民としての意識や多文化共生・人権・平和に寄与する人材を育成するための様々な教育活動を行っている。
【三田高校の教育目標】
総合的な人格の陶冶のもと、知識基盤社会やグローバル化の進む現代社会にあって、いっそうの進展に主体的に参画し、課題解決に向け社会貢献できるよう以下の人材育成をめざす。
ア 幅広くしなやかな知性と潤い豊かな感性を持つ教養人
イ 自主・創造の意欲と忍耐力・協調性との調和のとれた高い特性を持つリーダー
ウ 自己を厳しく律し常に進取の気概を持って社会貢献できる開拓者
特に、グローバルリーダー育成のための具体的な教育活動として、①国際交流 ②貧困・難民支援 ③各種講演会 ④専門機関訪問を実施している。また、こうした活動を生徒主体で行っていくために、生徒会組織の中にユネスコ委員会及び国際理解委員会が設置されており、各クラスに2名ずつ配置された委員が、生徒の自主的な活動を牽引している。加えて、教員の校務分掌にも国際教育部をおき、国際理解教育及びユネスコ活動にかかわる様々な生徒の活動を支援する体制を整えている。
【2019年活動内容】
1月 寺子屋リーフレットコンテスト参加
書き損じはがきおよびミンダナオ子ども図書館への支援物資回収と発送
2月 日本ユネスコ協会本部訪問 ユネスコ委員会
フィリピン大使館訪問 ユネスコ委員会
クウェート大使館訪問 ユネスコ委員会
3月 進路国際キャリアガイダンス(パラリンピアンを招聘)1学年・国際交流委員会
国際理解シンポジウム(テンプル大学より留学生招待)2学年・国際交流委員会
フィジー大使館訪問 ユネスコ委員会
4月 地球のステージ 桑山紀彦氏の講演及び座談会 1 学年・国際交流委員会
ユネスコ・タイ本部職員との座談会 ユネスコ委員会
6月 留学生が先生 オール台湾プログラム 2学年
King Drew Magnet High School(米国)16名来校・国際交流委員会
港ユネスコの訪問 ユネスコ委員会
日中友好会館訪日団歓迎会 ダンス部
7月 2年国際理解講演会 国際交流委員会
バングラデシュ・インドネシア・パキスタン現地教員との交流 ユネスコ委員会
8月 ユネスコ協会カンボジアスタディツアー 生徒1名
9月 白珠祭(文化祭) ユネスコバザー開催と寄付 ユネスコ委員会
(ミンダナオ子ども図書館およびACCU識字率向上プログラム支援)
留学生が先生 1学年・国際交流委員会
10月 台湾修学旅行現地校との交流(大同高級中學) 2学年
12月 「英語落語」鑑賞教室 1学年・国際交流委員会
マレーシア現地高校教員来校
来年度の活動計画
2019年度までに行ってきた活動(①国際交流 ②貧困・難民支援 ③各種講演会 ④専門機関訪問)を継続・深化させていく。
また、4月に再編成されるユネスコ委員会にて2020年度のユネスコ活動における年間テーマを定め、そのテーマに基づいた新たな活動にも取り組む。各クラス2名ずつ配置されるユネスコ委員および国際理解委員を中心に、生徒が主体的に学び活動する過程を重視していく。