2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, エコパーク, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

国立大学法人三重大学のユネスコスクール活動は、「三重大学環境・SDGs方針」に基づく教育・研究・社会貢献・業務運営の活動だけでなく、三重県のユネスコスクールの支援活動も積極的に行い、ユネスコスクールの重点的3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化 ②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル ③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)の全てに関わっている。
(1)三重大学のユネスコスクール活動
①「日韓環境・SDGsフォーラムin 三重〜持続可能な社会・カーボンニュートラル社会に向けた国際環境協力と次世代人材育成」の開催(2022年7月15日)
21世紀の友好な日韓関係について、三重大学と駐名古屋大韓民国総領事館の共催で開催され、第1部の基調講演において、朴 恵淑特命副学長による三重大学の環境・SDGsの戦略的取組とグローカル人材育成及び韓国中央大学の金 正仁教授による韓国のカーボンニュートラルとSDGsの動向に関する講演、第2部のパネル討論において、伊藤 正明三重大学長、朴 先哲駐名古屋大韓民国総領事、尾西  康充理事・副学長、在学生と留学生などによる日韓の国際環境協力と次世代人材育成について議論された。三重大学が、日韓の国際環境協力と次世代を担う人材育成のプラットホームとしての役割を果たすための戦略的取組について提案が出された。
三重大学のYouTubeチャンネル https://youtu.be/3z-2sMVf5i4 に掲載されている。
②「国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27;シャルムエルシェイク・エジプト)に参加・三重大学及び三重県のユネスコスクール活動アピール(2022年11月6〜20日)
朴 恵淑特命副学長が参加し、三重大学の環境・SDGs方針に基づくユネスコスクール活動について発表・意見交換会を開催し、三重大学及び三重県のユネスコスクール活動について国内外に積極的なアピール及び意見交換会を行なった。

(2)三重県のユネスコスクール支援活動
① 産官学民のパートナーシップによる三重中学校・高等学校の生物多様性学習支援
三重大学・三重中学校・高等学校・トヨタ自動車(株)・伊勢新聞・三重県・松阪市の産官学民のパートナーシップによる「トヨタソーシャルフェスin 松名瀬2022(2022年10月22日)」を開催し、三重県内外からの参加者約190名による海岸清掃活動及び三重中高校生による干潟の生物多様性学習の積極的な支援を行なった。
②三重県内ユネスコスクール活動支援「三重県ユネスコスクール研修会2022」・「ESD for 2030 TOKAI研修会」の開催(2022年12月17日)
三重県内のユネスコスクールの教員と学生、関係者など約40名が対面式で集まり、三重県立桑名高校のSSHの成果と課題、三重中学校・高等学校の生物多様性活動、三重大学ESD-SDGsクラブの活動発表を行い、三重県の強みをさらに強く、弱みを補うユネスコスクール活動の活性化に向けた意見交換を行った。また、ESD for 2030 TOKAIプロジェクト研究会との共催で、ESD授業を通した学びについて三重県と愛知県の大学教員、小中高校の教諭、NPOとのパネル討論を行った。

来年度の活動計画

国立大学法人三重大学のユネスコスクール活動は、「三重大学環境・SDGs方針」に基づく教育・研究・社会貢献・業務運営の活動だけでなく、三重県のユネスコスクールの支援活動も積極的に行い、ユネスコスクールの重点的3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化 ②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル ③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)の全てに関わる。
三重大学の社会的責任(USR)を果たす「三重モデル」として、2030年までの国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成及び2050年のカーボンユートラル社会(CN)創生のため、国内外のESD-SDGs・CN活動を積極的に行う。特に、2023年度には、11月開催予定のCOP28(ドバイ)に三重大学の教員と学生を派遣し、気候変動対策の世界の動向を学び、持続可能なアジア・日本・三重県・三重大学創生を担うグローカル人材育成を積極的に行う。