2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, エコパーク, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

国立大学法人三重大学は、2021年4月1日に伊藤正明学長の就任に伴い「地域共創大学」として「三重大学環境・SDGs方針」を制定し、地域の産官学民とのパートナーシップによる環境・SDGsのトップランナーとして、教育・研究・社会貢献・業務運営を行っている。

三重大学のユネスコスクール活動は、「三重大学環境・SDGs方針」に基づく、三重大学のユネスコスクール活動の発展的展開を行うだけでなく、三重県のユネスコスクールの支援活動を積極的に行っている。

(1)三重大学のユネスコスクール活動
国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26;グラスゴー会議)に、朴 恵淑特命副学長(環境・SDGs担当;三重大学ユネスコスクール委員会委員長)が参加し、三重大学の環境・SDGs方針に基づく、ユネスコスクール活動についてアピール・意見交換会を開催した (2021年10月31日〜11月13日;グラスゴー・イギリス)。この活動は、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化 ②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル ③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)の全てに関わる活動となる。

  

 

(2)三重県のユネスコスクール支援活動
ユネスコ世界文化遺産 熊野古道(2004年7月7日登録)ツアーをユネスコスクールの三重大学と木本高校との協働・支援事業として行った(2021年12月19日)。特に、三重大学の留学生とユネスコスクールの木本高校の学生が英語による熊野古道ツアーガイドとなり、異文化体験を通じた国際理解教育にも繋がっている。この活動は、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化 ②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル ③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)の全てに関わる活動となる。

  

来年度の活動計画

国立大学法人三重大学のユネスコスクール活動は、「三重大学環境・SDGs方針」に基づく、三重大学のユネスコスクール活動の発展的展開を行うだけでなく、三重県のユネスコスクールの支援活動を積極的に行っているので、これまでのユネスコスクール活動の継続はもちろんのこと、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化 ②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル ③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)の全てに関わる活動を積極的に行う。特に、2030年までの世界の大命題である国連持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標達成のため、三重大学の社会的責任(USR)を果たすべく、教育・研究・社会貢献・業務運営において、「三重モデル」となるユネスコスクール活動の発展的展開を行う。

具体的には、2022年11月頃開催予定のCOP27(エジプトのシャルム・エル・ジェイク)に三重大学生を派遣し、気候変動対策の世界の動向を学ばせ、持続可能な日本・三重県創生の人材育成を図る。また、三重県のユネスコスクールの支援活動にも積極的に取り組む。