2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 健康

○地域とともに伝統を守る活動
 本校では毎年地域の方々の協力を仰ぎながら古代米である「緑米」を育て稲を刈り、餅をつくという一連の活動を行っている。学年ごとに分担し、それぞれに地域の方々とつながることで”金沢に誇りをもちふるさとを愛する子”を育成することがねらいである。
○人権・平和に関わる活動
 8月9日に行われた生徒会主催の平和集会では生徒会役員の敗戦後の復興を生き抜く人々の生活を演じた劇の後、全校生徒が体育館で平和に対する自分の意見を発表する活動をしました。インタビューの中で「辛いときに支えてくれる家族に改めて感謝したい。」「平和な世界にするために自分や家族、身の回りの人たちを大切にしたい。」と率直に答えていました。これからも生徒が主体的に企画,運営を行い対話的な活動をしていくことで『自他ともに認め合い,互いに高めあう生徒』,『正しく判断し,責任を持って行動する生徒』を育成していきたいと考えています。
○環境や福祉に関わる活動
 年に2回早朝から各地域の指定されている集積所を生徒がチームを組んでまわり古新聞や古雑誌などの古紙を回収し中学校に持ち寄って分別しています。分別されたものは業者に引き渡しています。高齢者が多く入居する団地がある地域であり、重たいものを運ぶためには少しでも人手が必要です。それを普段部活動で鍛えている生徒達が収集することで地域との繋がりができ、生徒自身の自己有用感を高めることができる活動になっています。また、リサイクル作業に直接関わることで環境に対する意識を一層高めることができています。いまでは、地域では欠かすことのできない一助になっています。
○国際理解に関する活動
 本年度エジプトの教育省から来られた方々と異文化交流を行いました。1年生は盆踊りを披露し、2年生はミニ運動会を開催し交流しました。エジプト日本の教育の違いや文化の違いを質問し合うことができました。また一緒に給食を食べることができ食文化の違いについても生徒は興味を持って英語で質問していました。

来年度の活動計画

 平成31年度では引き続き資源回収や緑米の田植えから餅つきまでを流れとした活動を通して地域とのつながりをこれからも大切にしていきたい。また、活動をしていく中で環境に対する意識や伝統を大切にする意識を高めるだけでなく、たくさんの方々と関わることで相手を思いやる気持ちを大切にするなどの人権意識も高めていきたい。