2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

台湾の高校との英語交流

台湾の高校との英語交流

韓国の姉妹校との文化祭紹介交流

韓国の姉妹校との文化祭紹介交流

SDGsパスポート体験発表会

SDGsパスポート体験発表会

成果発表会(国際英語科から普通科へ)

成果発表会(国際英語科から普通科へ)

ワークショップ「貿易ゲーム」(1年生)

ワークショップ「貿易ゲーム」(1年生)

本校は、国際理解教育とESDの推進を柱とした教育活動を実施している。この取り組みを「名東版ESD」と呼び、実践を通して現代の課題を知り、話し合いを通してより良い解決策を模索する手法を身につけ、自ら考え、判断・表現し、行動につなげる力の育成を目指している。今年度は、コロナ禍において生徒の意欲を高める交流活動と探究・発表活動を実践し、国際理解教育とESDを推進した。

① 国内・外の高校生とオンライン交流を実施した。

これまで姉妹校交流をしてきた韓国の城南外国語高校との交流は継続し、台湾、神戸、名古屋市の高校と新しく交流をした。英語での交流、神戸の街・防災、ESDの実践等について、生徒は他校の生徒から学び大いに刺激を受けた。

② 学校設定教科「ワールドスタディーズ」の充実

2年生の「ワールドスタディーズ」では、外部団体よりコーディネーターが加わり、ワークショップ、探究活動、発表活動等を支援した。クラスでの成果報告に加え、学年・学科を越えての発表、名古屋市職員へのプレゼンテーション等、発表活動を積極的に行った。

③ 防災についての探究・発表活動

国際英語科2年生の修学旅行先が神戸・淡路島になり、阪神淡路大震災や防災について探究活動をする有志生徒が、活動成果をクラス内だけでなく校外の発表会などでも発表し、修学旅行事前学習を有意義なものにした。

④ 講演会の実施

ESDをテーマにした講演会・ワークショップを実施した。
「英語でプレゼンテーション」「フェアトレード」「難民」「国際協力」「防災」「韓国の歴史・文化・言語」等

⑤ グローバル・ディスカッション・ワークショップへの参加(国際英語科1・2年生)

  • 2日間のオールイングリッシュで行われるワークショップに参加し、少人数グループでSDGsをテーマにして、プレゼンテーションやディスカッションを行った。英語力と思考力を鍛え、協調性や実践的なコミュニケーション能力を高めた。今年度の2年生のテーマは「難民」だった。
  • 今年度より普通科1年生(7クラス)が、1日ずつプログラムに参加した。

来年度の活動計画

国際理解教育と「名東版ESD」(ESDを軸とした教育活動プログラム)の実践

(1)普通科1年

ファシリテーション・ワークショップ(人権)
ESDセミナー2回(テーマ:環境、国際貢献

(2)普通科2年

広島を拠点とした修学旅行
平和学習に加え、ESDを班別研修に組み込む。事後で、振り返りと後輩への発表活動を行う。

(3)国際英語科1年

学校設定教科「ワールドスタディーズ」

世界の諸問題について学び、ワークショップや発表活動を通じて実践的コミュニケーション能力を高める。

(4)国際英語科2年

校外でのゼミ活動(探究活動)
SDGsに関する調査・探究活動を行う。NPOや企業への訪問・活動への参加をして、その学びを発表し行動につなげる。
成果発表を校内で多くの人に伝える。

(5)国際英語科2年

韓国へ海外修学旅行
修学旅行で韓国姉妹校を訪問し、国際理解教育を推進するとともに、探究活動の成果発表を姉妹校生徒に伝える。

(6)普通科1年、国際英語科1・2年 「グローバル・ワークショップ」へ参加

(7)国内・外の高校生徒との交流を通して、生徒の意欲を高める教育実践の継続

(8)校内での探究・発表活動の推進と校外での発表活動の支援を強化

(9)名古屋ユネスコ協会の活動への参加、協力